パーカーくん

黒&緑 ページ37

「ごめん、ちょっと外の空気吸ってくる。」








ちかちゃんの返事を聞いて外に出ればいい感じの涼しさが頰をかすめた。







川辺らへんに行くと




「ひっ…お、おばけ…？」






しゃがみこむ謎の物体発見







恐る恐る近づくと




聡「おっ！？？！」

「わっ！？？！」



むくりと起き上がる先ほどの物体。正体は松島くん。








「びっ…びっくりしたー。」



手でドキドキする抑えつつも会えた嬉しさでそんなのも吹っ飛んじゃう









聡「ふふっ。Aちゃんも涼みに来たの？」





「いゃ、空気を吸いに…。」



そっかあ。





と返事を松島くんがしてからの会話が続かない






結構な間があってから

恥ずかしそうに松島くんが呟いた一言。






聡「月が綺麗ですね…。」







なぜにこんな話を今するの？
とはてなマークを浮かべてる自分



「んっ？そう？私は星の方が好きかなぁー。」




聡「そっ、そっかー。



た、確かにね。」


オドオドしながら話す松島くんを不思議に思う私は




その言葉に込められた意味を知るのはまだまだ先のお話

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