愛されたい…１１ (ページ30)

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臣side ページ30

隆二とAを
追いかけて､
探してたら…､

隆「岩ちゃん？」
臣「え？」

Aが岩ちゃんのお腹に抱きついて泣いてた…､
岩ちゃんはAの背中をさすってた…､

俺はすぐに行こうとしたけど､

隆「ちょっと様子見ない？」
臣「なんで!?汗」
隆「……何かその方がいい気がする､
分かんねぇけど…､」
臣「なんだよそれ…､」

腑に落ちないまま､隆二と様子を見てた…､

『…………うちが悪い､』

岩「ん？ゆっくりでいいから話してみ？笑」

『……壱馬くんと健ちゃんと話すと､パパと被ってしもて…､2人がうちに掛けてくれる言葉が､
パパがゆーてるように感じて…､安心したのは間違いないからｯｯ…､』

岩「なるほどね！
それに臣さんが嫉妬しちゃったんだ！」

隆二といい､岩ちゃんといい､さすがだよな…汗

『ってゆーてた…､
でも!!ちゃうんよ…ｯｯ､
安心がちゃうんよ…､上手くゆえんけど…､
………おみが居てくれる安心と全然ちゃうのにｯｯ､
しかも「居なくなるな」って､居んくなるなんて一言もゆーてんし…､おみが突き放すような態度取っただけやんｯｯ…､』

岩「分かるよ…笑」

Aは岩ちゃんから離れて､
ビックリしたように岩ちゃんを見つめた…､

岩「俺には伝わってるから大丈夫！笑」

岩ちゃんが頭を撫でたら､Aは下を向いた…､

『………こんな弱ってる自分がイヤや､
愛叶と優愛に逢えば､いつものママに戻れるかな』

岩「Aは強いから大丈夫！
今はAの心が疲れてるだけだからね？
俺もさぁ…LIVEの日に大好きなお婆ちゃんが亡くなった事があって…､」

隆「あったね…､」
臣「あぁ…､」

あの時の岩ちゃんは見てられなかった…､
マジで…､

岩「あの時はマジでヤバかった…苦笑､
自分の精神保つのにさぁー､その時は三代目の岩田剛典で居たから何とかやり終えたけど…､
その夜､1人になったらマジでキツかったわぁー笑どんだけ涙出んだよ…ってぐらい泣いた笑」

隆「そうだったんだ…､」
臣「気付いてやれなかったわ…､」

岩「だから､今のAの気持ちは凄く分かる…､誰かに重ねてしまう気持ちも､何処か似た人に安心出来る気持ちも！」

え？

岩「俺もお婆ちゃんと雰囲気とか話し方､背格好が似たお婆ちゃん見ると…､正直キツかったし､涙も出た…けど､何処か安心感って言うか…懐かしい気持ちになるんだよね…笑
自分のお婆ちゃんと重ねてんだよな…無意識に笑」

Aもそうだったんだ…汗