【文スト】知ってたよ、此の野郎←【文豪ストレイドッグス】【太宰治】

息抜きは大切だよね ページ21

結団式の翌日、『桜桃』の皆(三十五名)で有給休暇をとった。特に任務が無かったからすんなり許可された。
そしてマフィア傘下のカラオケ店に行った。
マフィアでも毎日ピリピリしてる訳じゃないし、偶に物凄くゆるい事があるんだよね。流石、原作と公式スピンオフと公式アンソロジーが混ざった世界だな。

何回か此のメンバーでカラオケには来ているし、皆の好みは大体分かってる。だから皆お互いにデュエットしたり合いの手入れたり出来るんだよ。
休暇の時なんかは趣味が合う何人かでアニ〇イト行ったり、映画見に行ったり、推しのライブとか舞台観に行ったり……友達みたいに過ごしているんだ！ 因みに今度コミケとかニコ〇コ超会議に行きたいなとか思っている。
……何だ此のゆるふわマフィア。

まあ、先代の爺さんが首領だったら出来なかったと思うけどね。彼の人の事、暴君だった事以外はよく知らないけど。だって私、森さんが首領になってから入ったし。兄である太宰治が入ったと同時に。でも、当時8歳だし『太宰A』自身は詳しく覚えてないんだよね。
私は『太宰A』が存在しない原作の話は知っているけど、存在する二次創作の話は『太宰A』の記憶を頼るしかないからね。

閑話休題。

「Aちゃん先輩、何入れます？」
一番趣味の合う子が私に問うた。
あ、プライベートでは皆『Aちゃん先輩』とか『Aさん』とか結構フレンドリーに呼んでくれる。嬉しい。

「んー、『Los!Los!Los!』で！」
「矢張り今回も歌うんですね！」
「うん。因みに此の次は何だっけ？」
「『Bad∞End∞Night』ですね。私が入れたやつです。先輩も歌います？」
「勿論！ じゃあ、『Bad∞End∞Night』歌う人！」
私が聞くと、六人が勢いよく手を挙げた。
いつものメンバーだ。
「私MEIKOパートで」
「俺はKAITOパート」
「僕はレンパート歌います！」
「あたしリンちゃんパートで！」
「儂はがくぽを」
「童女はGUMIちゃんパートやりますぞ」
「私はルカ姉さんと謎の影で」
わーお、いつもの！
「分かった！ じゃあ私はミクちゃんパートやるね」

……とまあ、そんな感じで仲がいいのです、はい。
暫く他人のに便乗して歌ったり聞いたりをしていたら、『Los!Los!Los!』になった。
歌いきると皆が、
「やっぱりAちゃん先輩の声、悠木碧(あお)ちゃんに似てますよね」
と云ってきた。
「そうかな、ウェヒヒヒ」
「まどかあああ！！」
ネタに乗っかってくれる皆、いっぱいちゅき♡

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