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状況整理 ページ3

状況整理してみよう。

私は文豪ストレイドッグスの太宰さんの妹で、七歳下。
当然ポートマフィアに属している。
で、齢は今年で私が十一歳で太宰さん(兄)が十八歳。
そんでもって黒の時代の前。

記憶によれば、私と兄の二人の間には何ら特別な感情などないらしい。
でしょうね。
あのマフィア時代の太宰さんだもの、しょうがないよ。
若干、愛され夢小説的展開を望んだ私が莫迦だったよ畜生。

話を戻そう。

私の今のマフィアでの階級は準幹部。
五大幹部のすぐ下の階級。
よくある夢小説で云うならば、地位的には幹部補佐みたいなところだと思う。子供だからね。元準幹部の蘭堂さんみたいにちゃんと独立できているわけでは無さそうだ。
私は姐さん(尾崎幹部)のところについている。まあ、合同の任務の時だけだが。
姐さん優しいし綺麗だし休憩時間の茶菓子も美味しいし私は満足している。寧ろ毎日姐さんのところで働きたい。このブラック企業には清涼剤が必要だと思う。

因みに歴代最年少準幹部。
我ながら流石太宰治(歴代最年少幹部)の妹だと思う。才能(センス)の塊。

まあ、この小さい躯ではかなり頼りなくてよく舐められるけど。細いしちびっこいし何食って生きてるんだろう。因みに燃費が悪いのか食べても余り太らない体質らしい。
見て、足もほっそりとしてる！！
それに見てくれ、太宰さんにそっくりな顔立ちだから将来は美人間違いなし！！
姐さんからプレゼントされた手鏡に向かってにっこりと微笑めば、愛らしい少女の出来上がり。

前世で男子にブスブス云われてた私へ、
来世はこんなに美少女(幼女)になれます、安心してください。
私より。

閑話休題(それはさておき)。

異能力はまだ分からない。
無いとも云えないし、それらしきものはまだ出ていない。

今分かっているのはそれぐらいか。
意外と少ないな。
焦ることもない、ゆっくりと自分のペースでこの世界に慣れていこう。

まずは此の目の前の書類整理だな。
此の膨大な書類をどうにかしないと何も始まらない。
……いきなり一般人であった前世の記憶が入ってきたからか、やっていけるか心配になってきた。
頑張れ私、ファイト、おー……。

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