八十七話という名の【渋谷事変】 ページ39
真希「(これが実力差……)｣
真希さんが何か考えて居る時にも直毘人さんは陀艮に攻撃を続ける。
すると床に叩き付けると同時に陀艮のお腹に呪印が現れた。
『っ！領域展開か！！』
気が付いた時には遅く、周りの景色は海や砂浜が広がっていた。
陀艮「領域展開【
この術式展開の必中は……！
私がそう考えていると真希さんと七海さんに魚が当たる。
陀艮「(やはりあの男と少女は違う……)｣
直毘人／夢主「『秘伝【落花の情】』｣
秘伝【落花の情】とは御三家に伝わる対領域の術。
簡易領域のように自らは領域を展開せず、必中の術式が発動し、触れた瞬間、カウンターで呪力を解放し、身を守る。
陀艮「(小手調べは済んだ。
力を髭の男 5；影を操る娘 ４；スーツの男 １：に調整……！！)
術式解放 【死累累湧軍】｣
これは……不味いな。
この式神は面倒くさすぎる。このまま行くと全滅も有り得るから……
『茈赫・影分身』
『茈蒼・影鳳凰、影大蛇、影麒麟』
式神たちに3人を守るように話し、私自身も攻撃に当たらないように分身を出す。
『特級呪具【龍廻】』
あの式神を私の式神で対応しながら進んでいく。
……届いた！！
陀艮「！！｣
少し油断していた陀艮は私が来たことに驚きを隠せないようだったがそこは仮にも特級。
しっかりと私の攻撃に応戦してくる。
しかし私が得意としているのは近接戦。
徐々に陀艮が押されていく。
すると陀艮の後ろから黒い波が現れた。
『……恵か！！』
恵「真希さん！！｣
恵は私の方に目線を少し向けると真希さんへ影を伸ばす。
その中から出てきたのは何と特級呪具【游雲】。
それって持ってていい物だっけ……。
そんな事を考えながら頭の中で思考を巡らす。
今の状況は私の攻撃に加え、真希さんも参加し数的有利になった。
このまま押し切る。
『恵！もう少し持ってくれ！』
恵「ｯｯ！！｣
この様子だと恵の限界は近い……。
そして陀艮と恵は領域の綱引き状態か……必中が消えているとなると陀艮が次に狙うのは……恵。
そう思ったのと同時に陀艮の攻撃が繰り出された。
『ッ！ (このままじゃ間に合わない……！！)』
すると恵に迫った攻撃が直前で無くなった。
その攻撃を防いでいたのは……
『七海さん！』
無事私の式神達が間に合った様だ。
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くーく812(プロフ) - プスメラさん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 今の所、この小説のオチは未定ですが、五条悟オチにしようと考えております (2021年2月2日 17時) (
レス) id: a492753dce (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？お願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くーく812 | 作成日時：2020年4月27日 17時
