五十二話という名の【起首雷同】 ページ4
あれからどうにか野薔薇を落ち着かせ、校務員さんに入校証を見せる。
どうやらあの校務員さんは武田さんと言うらしい。恵のことも覚えてたから相当長いんだろうな
武田「金田・島田・大和それに森下か……亡くなったことにも驚きだが、彼らが卒業してもう20年近く経つのか……
昨日の事のように覚えているよ。伏黒くん程ではないが問題児だったからね」
そう言って何が聞いたい？と言ってくれる武田さん。いい人そうで良かった
恵「変な噂、黒い噂、悪い大人との付き合い……あとバチ当たりな話とかあれば」
A「アレじゃないですか？八十八橋のバンジー」
ちょうどこの話を聞いていたモブくんが答えてくれた
『恵、八十八橋って何かあるの？』
恵「ああ、この辺で有名な心霊スポットだ」
へぇ、いかにも呪霊が居そうな所だな。皆に視線を送り、小さく頷いてから車の方へ歩く
すると後ろから声が掛かった
武田「津美紀君は元気か？」
恵「……はい」
そこで私は思い出す。確か津美紀さんて恵のお姉さんで、今は呪われて寝たきりなはず
でも非術師には分からないから元気って言った方がいいのか。だからあの反応なわけね
なるほど と思いながら車に乗り込み、例の八十八橋に向かった
_______________
あれから八十八橋にいたが全く呪霊の気配も残穢も無いので仕方なくコンビニに休憩しに来ていた時だった
藤沼「伏黒さーん！！」
自転車を漕ぎながら恵を呼んだのは学校にいたモブくんAこと藤沼くんだった
自転車の後ろに乗っていたのはお姉さんらしい。しかも恵の同級生
『でもなんでお姉さんがここに？』
私がそう聞くと藤沼くんのお姉さんは中２の時に夜の八十八橋に行ったらしい。
野薔薇「(げっ！！)」
『最近何か家で変なことないですか？自分だけが感じる違和感とか』
思いっきり顔に出ている野薔薇を叩いた後そう聞くと藤沼くんのお姉さんは心当たりがあるらしい
藤沼「私の家、地方のアンテナショップやってるんですけど私が帰る時だけお店の自動ドアが開きっぱなしなんです……
お父さんもお母さんもたまたまだって言うんですけど絶対何かいるんです、」
『自動ドアの話はいつ頃からですか？』
藤沼「丁度1週間前から1日置きぐらい……」
でもこれまでは異常発生から最低でも2週間空いてるからまだ余裕があるな……
お姉さんに誰といったのかを聞くと、部活の先輩と恵のお姉さんの津美紀さんだと言った
五十三話という名の【起首雷同】→←五十一話という名の【起首雷同】
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くーく812(プロフ) - プスメラさん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 今の所、この小説のオチは未定ですが、五条悟オチにしようと考えております (2021年2月2日 17時) (
レス) id: a492753dce (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？お願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くーく812 | 作成日時：2020年4月27日 17時
