七十話という名の【過去編】 ページ22
あ、今悟さんの腕の中に居るのでお礼言っとこうかな。
『悟さん助けてくれてありがとうございました。』
だけどそう言う私の声は微かに震えていた。
理由は簡単。漫画を読んでた時はかっこいいなぁとか思ってただったけど実際に経験してみると、物凄く怖かったから
震えてる私を見て悟さんは私を引き寄せて思いっきり抱きしめてくれた。 ただ何も言わずに。
悟さんに抱きしめられたら今まで我慢してきた涙が目から溢れるほどに流れた
そんな私を黙ってただ抱きしめてくれてる悟さんは段々収まってきた私をゆっくりと離す。
悟「お前を不安にさせて、こんなに悲しくさせた事申し訳なく思ってる。だからこの闘いには勝つ、Aの為にも」
そう私の目を真っ直ぐと見ながら言うと甚爾さんの方へ向かって行く。
そんな悟さんに甚爾さんは違和感を覚えたみたいだけど……
悟「(今はただただこの世界が心地良い)
天上天下唯押�搬此�茈】」
甚爾「
(自分も他人も尊ぶことのないそういう生き方を選んだんだろうが)」
甚爾さんは違和感を覚えながらも恐らく覚醒して現代最強となった悟さんを否定してみたくなった、捩じ伏せてみたくなった。
甚爾さんを否定した禪院家 呪術界、その頂点を自分を肯定する為にいつもの自分を曲げてまで戦ったんだろうな。
そんな彼に悟さんは問う。
悟「最期に言い残すことはあるか？」
甚爾「……ねぇよ。」
そこで何を思ったのかまた口を開く。
甚爾「2、 3年もしたら俺の
『(あぁ恵の事か)』
その日私は幼いながらに人が亡くなっていくのを経験した。
_______________
キィと扉が開く音がして傑さんが入ってきた。私たちの様子、否、主に悟さんの様子に驚いている。
悟「遅かったな傑、いや早い方か。」
『そうですよ、都内に盤星教の施設がいくつあるって話ですよ』
傑「悟……Aちゃんだよな？
(何があった……！？)」
『はい。』
聞いたところ、傑さんは硝子さんに会えて治してもらった後らしい。
傑「私に問題がなくても仕方ないな」
悟「俺がしくった。Aに助けてもらったからオマエは悪くない。」
そう言って私たちは戻ろうと足を進める。
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くーく812(プロフ) - プスメラさん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 今の所、この小説のオチは未定ですが、五条悟オチにしようと考えております (2021年2月2日 17時) (
レス) id: a492753dce (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？お願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くーく812 | 作成日時：2020年4月27日 17時
