六十八話という名の【過去編】 ページ20
『！！取り込めないっ！傑さん下がって！』
傑「ｯｯ！」
私は傑さんにそう言うがそれよりも早く甚爾さんは呪霊から刀を取り出し傑さんを切りつけた。
『傑さん！！』
私は切りつけられて気絶している傑さんに駆け寄り、庇うように前に出た
甚爾「術師なら死なねぇ程度に斬った。式神使いなら殺.したが呪霊操術となるとな。
お前の死後取り込んでた呪霊がどうなるか分からん、ここで面倒事は避けたい。
親に恵まれたな」
そう呟くと鋭い目付きで傑さんを見る甚爾さん。
甚爾「次はオマエか……」
『っ、茈赫・影操！茈赫・影鏈堕黒！』
やっぱり最強呪術師の2人が負けているだけあってとても強いし、速いからついて行くだけで精一杯。
でも
甚爾「(さっきから攻撃してるがそれを見切られてる。なぜだ？)」
『(そろそろバレる頃か……一気に畳み掛ける！)茈赫・黒薔薇、闇！』
私は甚爾さんの攻撃を躱し、蹴りを入れる。そして鎖で身動きを止め、黒薔薇で決める。
甚爾「っ！」
『カハッ！』
私の攻撃で甚爾さんにダメージを負わせることが出来たが、この体でここまで動いたのは初めてに近かったので先に体の限界が来て膝から崩れ落ちた。
勿論、甚爾さんはこの隙を逃すこと無く私に向かって攻撃してくる。
刀が振られ、それがある部分を狙った事は分かったが避けられるはずは無いので私は思わずその部分を庇った。
しかしいつまでたっても痛みは来ない。
ゆっくりと上を向くと甚爾さんが上から私を見下ろしていた
甚爾「そうか、俺が攻撃してもオマエはソレを見切ってたのが疑問だったが正体はこの眼か。」
『っ！それがどうしたんですか』
甚爾「星漿体も居なくなっちまったし、代わりにその眼を持ってるお前を連れてこうと思ってな。いい金になるし」
『っ！』
甚爾「だがその恵まれたオマエらが呪術も使えねぇ俺みたいな猿に負けたってこと長生きしたきゃ忘れんな」
そう言って私の後ろに回り込み、手刀を決めた。
甚爾「あー恵ってそうだった、そうだった俺が名付けたんだった」
その呟きを最後に私の意識は途絶えた。
六十九話という名の【過去編】→←六十七話という名の【過去編】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 509人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くーく812(プロフ) - プスメラさん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 今の所、この小説のオチは未定ですが、五条悟オチにしようと考えております (2021年2月2日 17時) (
レス) id: a492753dce (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？お願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くーく812 | 作成日時：2020年4月27日 17時
