夢と空【金城碧海】 (ページ3)

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｢は本当によく笑うな笑｣

｢だって、碧海と一緒にいるの楽しいんだもん！｣

｢ははっ、それは俺もだよ笑｣

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ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟ((バンッ

｢……｣

朝、か

時計は6:30をさしている

…起きるか

いつもはこんな時間に起きることなんてほぼ無い

8:50からの講義に間に合うには遅くても7:40には家を出て電車に乗らなきゃ間に合わない

俺は自他ともに認めるほど朝に弱い

だから、いつも家を出るのが30分から1時間遅れる、つまり遅刻常習犯ってやつ

でも、今日は起きれた

なんだか良い気分

いつも食べすらしない朝ごはんを、今日はちゃんと家で食べていこう

ベッドから起き上がり、自分の部屋を出てリビングに入ると、まだ誰も起きていない

｢…パンがあるな…｣

冷蔵庫からスライスチーズを取り出し、パンの上に乗っけてトースターに入れる

せっかくだからコーヒーも入れよう

インスタントコーヒーを入れるとちょうどパンが焼きあがった

家族が誰もいないリビングで、一人でコーヒーを飲んでパンをかじりながら、日差しが差し込んでくる窓を眺める

あの夢は、何だったのだろう

一緒に話していた女の子の顔はしっかり覚えているものの、自分の知り合いにはいない

髪はセミロングで、笑顔が可愛らしい子だった

｢大学の人かな…｣