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侑 side
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「 何や、昨日は偉くはしゃいでたくせに今日は大人しいやん 」
「 き、北さん………… 」
練習の合間の休憩中、ボーッとしながら給水してると、北さんに声をかけられた
治も治で、少し離れたところでボーッとしていた
「 や、あの・・・断られてしもて 」
「 ……何でや 」
「 さあ……本人は、¨ 真剣な人らの中に半端な覚悟で入れん ¨ 言うて頑なに断られて 」
そこまで言うと、北さんはボトル片手に、うーん と唸った
「 ・・・やってみて、分かることもあると思うけどなぁ 」
「 ……ハイ 」
「 確かに俺も、お前も皆 真剣にバレーしとるよ。……でも 」
そこまで言って、北さんは口を閉じる
でも? と聞き返すと、北さんはフッと口の端を上げた
「 …………お前は、バカみたいに真面目にバレーしてるやん。そんな奴の幼馴染が、半端とは思えんよ 」
体験入部だけでもしてもらったらどうや、と続けた
ハイ!! と大きく返事をして、俺は練習に戻る
・・・北さんの言う通りや
あいつが、Aが、俺らのやること___半端にするわけない
もう一回、あと一回だけ誘おう、と
侑は強く誓った
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作者名:mobukuma | 作成日時:2020年6月1日 23時