2021/4月2日 ページ9
Side.こはく
昨日の「あそび部」騒動はすごかったな。
起きると同時にこはくがそんなことを考えるほどには、かなりの騒動だった。
そもそも、ルームメイトすらも「そう」なのだ。
「随分お疲れの様子っスね〜、サクラちゃん」
「・・・おんどれたちのせいなんやけど?」
桜、という単語に一瞬反応するも、そこはすぐに沈めて、小さくジュンを睨みつけた。
「たしかにそうっスけどね」
軽くそう返される。こはくはもう一度ため息をつくと、顔を洗って、身支度を整えた。
ジュンと燐音二人がかりの、Crazy:Bへのドッキリ。楽しくはあったが、二度とはあいたくない。
「あ、そうや、ジュンはん。四月五日、入学式準備に参加できんのじゃけど・・・その、私用なんやけど」
「私用?デートとかっすか?オレは構いませんけど、茨にバレたらどうなるかわからないから気を付けたほうがいいっスよ」
にやり、と小さな笑みを浮かべるジュンに、こはくは返事より前にため息をついてから返した。
「ちゃうわ。アイドル業界がそういうの御法度っちゅーことも理解しとるし」
「まぁ御法度って程でもないとおもいますけどね〜。ま、わかりました」
まぁ、デートというのも、言いえて妙な表現と言えるのだが。
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友人Z(プロフ) - ありがとうございます…!そう言って頂けてとても嬉しいです!スカウトも最高でしたね…! (2021年5月19日 23時) (レス) id: f2050604ed (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - はじめまして!とても面白かったです。言葉の表現と、お話の構成がとても綺麗で、引き込まれました!これからも頑張って下さい!!! 司くんのスカウトかわいすぎましたよね笑 (2021年5月16日 18時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:友人Z | 作成日時:2021年3月29日 21時