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chapter:27 ページ28

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「そら、今日他のメンバー居ないんでしょ?鍵、貸して。家の中入れないよ?」

今日は他のメンバー3人とも用事が別々に入っていて、帰っても1人だと行きのタクシーで言っていた。
ごそごそとポケットを漁ったそらから鍵を受け取り、部屋の中へ入る。


「お邪魔しまーす…」

ゆっくりとリビングへ入り、取り敢えずソファーへそらを座らせる。暖房…つけちゃっていいよね。
水を飲ませてあげたいんだけど、勝手に冷蔵庫とか見ていいのかな。
でもまぁ、仕方ないよね…と1人で結論づけてキッチンへ向かう。


「あ、あった」

飲みかけであろうミネラルウォーターを手に取り、適当なコップへ注ぐ。

「そら、飲める?」

ソファーに座り、目を閉じているそらの前に差し出すと、すぐに飲んでくれた。

「ちょっとでも酔いが覚めてくれればいいけど…」

床に落ちていた毛布をそらに掛けて、自分は床に座る。私もお酒飲んでないわけじゃないし、さすがに疲れた。ソファーの側面に体を預けると、いつの間にか寝てしまっていた。


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「寒っ…」

ぶるりと体が震えると同時に目を覚ますと、見慣れたようで見慣れない部屋。
服は昨日のままだし、そうか、私もあのまま寝ちゃったんだ…。
それにしても、自分で被った覚えのない布団。
そらが掛けてくれたのかと思ったけど、ソファーの上、昨日と変わらない位置にいる。


「起きた?」

「え、えいちゃん…?起きた、けど…」

キッチンの方からコップを持って歩いてきたえいちゃん。

「おはよ。昨日…というか今日の1時頃、家に帰ってきたら2人とも寝てたから。かなり飲んだの?」

あ、そうだこれあげるよ、と手に持っていたコップを差し出してくれながらそう問われる。

「そらはね。私はそんなにだけど、疲れて寝てたみたい…ごめんね。すぐ帰るから」

「いや、そんな急がなくていいよ、メイクそのままみたいだし、顔洗っておいでよ。俺らんち、企画で化粧することもあるからメイク落としあるんだよね」

はっとして顔に手を添える。

「うわっ、ほんとだ最悪…」

「ちなみにね、目の下真っ黒だよ」

薄ら笑いながらえいちゃんがそう言う。
恥ずかしさに、一瞬で顔が熱くなっていく。


「っ、メイク落としと洗面所借ります!」

顔を隠すように洗面所の方へ走る。
そんな寝起き且つどろどろの顔見られたとか、最悪…。
というか、メイク落としてすっぴん見せるのも恥ずかしいし。
迂闊に寝てしまった昨日の自分を少し恨んだ。


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エイカ - お話の感想ではないことを書き込んでしまいすみません…。 (2018年3月28日 18時) (レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
エイカ - お久しぶりです!今回のお話もとてもよかったです!えいちゃんと夢主ちゃんが会ってとても嬉しいです!笑続きがとても気になります…!更新頑張ってください!話が変わりますが3/25にファンミに行きました!初めて近くでアバンティーズを見れてとても嬉しかったです♪ (2018年3月28日 18時) (レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
雨城(プロフ) - とんでもないです!そして、ありがとうございます。エイジさんをたくさん登場させたいと思いながらも字数制限に負け、あまり書けなくて…たくさん登場させられるように頑張ります! (2018年2月6日 9時) (レス) id: e39777545c (このIDを非表示/違反報告)
エイカ - 雨城さん» アドバイスありがとうございます。あと、今回のお話もとても面白かったです。今までえいちゃんがあまり出てこなかったので楽しく読まさせていただきました。 (2018年2月5日 19時) (レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
雨城(プロフ) - エイカさん» 字数制限があるので、あまり詳しいアドバイスができずすみません。私でよければいつでも質問していただければ答えさせていただきます。エイカさんもお話の更新、頑張ってください! (2018年1月17日 0時) (レス) id: e39777545c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨城 | 作成日時:2017年12月19日 23時

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