change 〜Another story 4〜

10.Itsuki side ページ10

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健太「おっはよーいっちゃん」

『おはようございます』

テレビ出演の前は気合が入るメンバー達は
少し時間があればジムに入り浸る
それもGENEさんと一緒となればいつも以上に

撮影の合間にジムに行くと、健太さんもきた

健太「やっぱMステってなったら脱がなくても鍛えちゃうよね〜」

同じことを考えているらしい健太さんは
そう言いながらバイクにまたがる

GENEとRAMPAGEともなれば人数は多く
視聴者の目は間違いなく分散されてしまう

でもそれでも、俺を応援してくれているファンの皆さんに恥ずかしい姿を見せることはできない

間近に迫ったBOTにも備えなくちゃいけないし…

BOTとなれば、ファンタとバリ 俺らの下の世代だっているんだ


普段はあまり感じることのないプレッシャーが俺にのしかかる

昔から緊張やプレッシャーがかかると
いつも以上に喋らなくなる俺

それを分かっているメンバー達

バイクを漕ぎながら急になにも喋らなくなった俺の顔を覗き込んだ健太さんは

健太「そんなに構えなくてもいんじゃないの〜」

いつもの緩い口調でにっこり笑っていた

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