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そう思うとなんだか樹が可愛くて
荷物を置くためにしゃがみこんでいる樹を包み込むように抱きしめる
『ん?どした?』
「んーん、なんでもない」
私を見上げる上目遣いの樹が可愛くて
軽くおでこにキスをした
『ふふっ、どうした?』
微笑む樹
今度は唇にチュッと私の唇を落とす
『もー なぁに?』
そう言って立ち上がった樹
さっきまで私を見上げていた彼が今度は私を見下ろしている
チュッチュッとおでこと唇にキスを落とすと
『お返し』
そう言って笑った
「ん〜樹〜!!」
『なにもう笑』
ギュッと樹の胸に顔を寄せた
『今日甘えたさんだね』
そういってポンポンと頭を撫でてくれた
ガチャッ
ア「A〜、おばさんがっ…ごめん」
私たちが抱きしめ合ってるところを
急に現れたアカリに見られてしまった
ニヤニヤと笑うアカリはパタンと扉を閉めた
遠ざかっていくアカリの足音を聞きながら
『俺今からお父様にぶん殴られたりする?』
「アカリはなんも言わないって信じてる…」
そんな会話をして、実家にいる間は樹にくっつくの控えようと心に決めたのだった
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ぬう(プロフ) - kanoさん» 何度も嬉しいコメント下さりありがとうございます!! (2019年7月19日 13時) (レス) id: 6ebe771875 (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - もう!最高です! (2019年7月7日 22時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年6月24日 19時