44.Itsuki side ページ44
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父「そう…」
俺が話し終わったあと、小さく呟いたお義父さん
『申し訳ありません…』
父「責めるような聞き方をして悪かったね。樹くんは悪くない。事故だからね?」
『でもっ…!』
父「君も怖かったろう?娘を支えてくれてありがとう。」
『そんな…俺は全然…』
父「前にね、美容師を辞めるって電話がかかってきたときに言ってた。樹のおかげで新しいものに沢山出会える、私は幸せだから何も心配しないでって」
俺なんて何もしてないのに、むしろAに助けてもらっているのに。
溢れる雫は、静かに俺の頬を伝った
父「これからも娘をよろしくお願いします」
俺の方を向いて頭を下げたお義父さんは
父「俺の可愛い娘をちゃんと大事にしてね」
顔を上げると笑顔でそう言って、俺の肩をバンっと少し強めに叩いた
はい、と返事をすると
また何事もなかったかのようにお酒を勧めてくるお義父さんと
Aがお風呂から出てくるまで呑んだ
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ぬう(プロフ) - kanoさん» 何度も嬉しいコメント下さりありがとうございます!! (2019年7月19日 13時) (レス) id: 6ebe771875 (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - もう!最高です! (2019年7月7日 22時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年6月24日 19時