だから好きだっつってんじゃん from Anthem

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翌日も楽屋で眺めてたスーモ

そこにバサッと置かれたA4サイズの書類



玲「4月からお前の家はここ。寮出たらここに引っ越すから」

「え、どこよ…」

玲「ここ。」

「これ玲於くんちじゃない？私同棲はしないって…」

玲「よく見て？1フロア下」

すんごいドヤ顔だった。

既にいろんな手続きも終わったあとで
私は今の自分の部屋の荷物を運ぶだけの状態だった

「契約とかは…」

玲「してきた」

「いつ！？」

玲「昨日の帰り」

こういうふとした行動に驚かされるのにも少しずつ慣れてきた

隼「えーいいなー俺もあのマンション引っ越そうかなぁ」

私の目の前の書類を眺めながら、わ、角部屋じゃん玲於いいとこ押さえたなぁ なんて呑気に呟くはぁ君


玲「好きな時に泊まりこれるじゃん。Aツアー中とか眠れないでしょ？」

「はい…」


そう、初めてのドームツアーリハ中に
睡眠不足と過労でぶっ倒れた私

極度のプレッシャーやストレスを受けると睡眠に出るらしく
安心できる材料を自分で見つけなさいと医者に言われた

まぁ、たしかに昔から悩みとかあると眠り浅かったし…

どんなに苦しい事があっても、
大事な打ち合わせやライブがあっても玲於くんに抱きしめられていれば
夜中1度も目覚める事なく眠れたのは事実

隼「よかったじゃん。嬉しいんでしょ」

「顔に出てる？」

隼「まぁまぁ」

やる事は確かにぶっ飛んでて唐突だけど
私のこと考えながら不動産屋行ったのかなぁとか…

ウォークインクローゼット付きなの、よくね？って先生に書類を見せながら説明している玲於くんを見ながら
嬉しくてニヤニヤしてしまう自分がいた


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