Anthem 4 (ページ43)

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「おはようございまーす！」

次の日の夕方
学校が終わってから事務所に行くと、既に他のメンバーが揃っていた

龍「おっ！JKの出勤やで」
裕「ええな制服」

ニヤニヤ笑うおっさん2人

メ「おはよ～、あ、制服～」

ここのおっさんたちはJKの制服がそんなに好きなのか？

3人に憐れみの眼差しを向けながら、今度から学校帰りの日は着替えて事務所に来ようと思った。

そんな今日は明日の東京公演の最終打ち合わせ
4月に入ってほぼほぼライブで正直体は悲鳴をあげている

どんなに激しいダンスが好きでも、クランプが得意でも、
屈強な7人の男たちについていくには
まだまだ体力が足りないんだ

亜「大丈夫？」

裕「無理すんなや？」

公演中に何度も声をかけてくれる優しいメンバー
今日のリハだって、私が足を引っ張ってるのは明白

少しでも迷惑をかけたくなくて
私は以前より多くジムに通うようになった

筋肉をつけるためというよりは、体力をつけるために。

その日も打ち合わせ終わりに事務所内のジムに向かった

明日こそは、誰にも心配かけずに終えたい

毎回毎回そう思って
それでも私の体力はライブ後半に底をつく

アンコールなんてアドレナリンで乗り切ってると言っても過言じゃない

ちょっとでも長く最高のパフォーマンスができるように

それだけを考えて無心でバイクを漕ぎ、ランニングマシーンの上を走った

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