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しまったと思った時にはもう遅い

目を大きく見開いたまま固まった玲於くん

玲「…っ」

あかん、やってもうた…


こぼれ落ちる涙を止める術も知らない
言い放った言葉のフォローの仕方もわからない

スタジオには私のすすり泣く声と、玲於くんの息遣いだけが聞こえる


どうしたら…

玲「A…あのさ、」

「っ…!待ってっ…!!」

咄嗟に言葉を遮ってしまった


翔吾…貴方が私に想いを伝えてくれたあの日
貴方はこんな思いだったの?


好きだと言う気持ちに気付くのにはあんなにも時間がかかったのに。
こういう時の女の勘は驚くほどによく当たる


今から振られるんだ…

そう思ったら玲於くんの言葉を聞くのが怖かった
今ここで気まずくなるなら、今までみたいな関係でいい

「返事っ…いらない…」

考えた末に出した言葉はそれだった


玲「いらないって…」

「振られるん…よな?私今から」

玲「待って、俺の話聞いてっ」

「ごめんね急に変なこと言って!!」

玲「A!待てって!」

「ごめん玲於くんっ…全部忘れて…」

それが私が出した答え

全て…無かったことにして
明日からも今までみたいに過ごしたい


「今日は踊れない…ごめんなさい…」


それだけ告げた私は、逃げるようにスタジオを飛び出した


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設定タグ:GENERATIONS , LDH , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬう | 作成日時:2019年8月12日 1時

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