澤村大地 × 妹 ページ36
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お風呂から上がって、寝巻きを着てタオルで髪を拭いているとふと思う。
私のお兄ちゃんはデカい。
いや、別にデブとは言ってないよ。
ただ、こう、全体的に、ゴツい。
そう、ゴツいんだよ！！！！！
｢おーいA、さっきから誰と話してるんだ？｣
『何でもない！てかおとーさん足臭い！早く風呂行って！！』
ソファで寛ぎながらバラエティ番組を眺めるお父さんに向かって吠えると、お母さんに｢俺そんなに臭うか？｣と聞いていた。
あ、今泣きそうになってる。
『痛、』
｢こーらA、あんまり酷いこと言っちゃダメだぞ？｣
お母さんに泣きつくお父さんを眺めていたら突然頭頂に拳が降ってきた。
『お兄ちゃん、帰ってたんだ。』
私のお兄ちゃんは高校３年生。
バレーボール部の主将でここ最近はいつにも増して帰りが遅いので、同じ家に住んでても夜に会うことは少ない。
なんでも、すごい1年生が入ってきたらしく｢今年こそ春高に｣と意気込んでいる。
｢制服のままじゃ夕飯食いたくないし、部屋で着替えてきた｣と話すお兄ちゃんに顔を向けた。
『部活の話してよ、ほら変人達の。』
「突然だな…。まぁ良いけど髪の毛乾かしてからな。」
｢ほら、｣とソファに座ったお兄ちゃんの目の前の床に胡座をかく。
ブォーと吹く風の温かさと髪をスルスルと解くお兄ちゃんの手の器用さに何だか眠くなる。
昔から髪の毛乾かして貰っているけど、髪の毛乾かすのに上達ってあるのかな…。
ドライヤーの音が止んでソファーにどっかりと座り込むと、お母さんはいつも｢もう少し女の子らしく座りなさいよー｣なんてボヤくけど無視。
「ははは、大丈夫だよ母さん。Aらしいだろ。」
「そう？まぁ大地が言うなら…。」
お兄ちゃんはいつだって私の味方だ。
「さて、と…何から話すかな…。」
バレーのことを考えている時のお兄ちゃんはどんなアイドルなんかよりもキラキラして見えて、昔からずっと私の憧れだ。
「〜、そこで日向がな…あ、日向っていうのは」
『私知ってる！オレンジ頭のチビでしょ？お兄ちゃん一昨日もその人のこと言ってたから。』
「こら、日向さんだろ？もしかしたら先輩になるんだから。」
『はーい。』
お兄ちゃんの大きな手で頭を撫でられながら話の続きを聞いた。
入部当時から、それ以前からライバルだった2人が仲間となり春高を目指す。いや、金メダルだっけ？
まるで漫画みたいな話だ、なんてね。
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花 - 角名君の双子（女の子）と研磨の双子（女の子）お願いしたいです！ (2020年11月22日 2時) (
レス) id: a08fd39532 (このIDを非表示/違反報告)
川白 - 国見くんの義姉、お願いします！ (2020年8月23日 10時) (レス) id: 86245055db (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - 宮兄弟の妹、星海くんの妹、大地さんの妹のお話書いてほしいです!! (2020年6月24日 3時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
白猫(プロフ) - とても面白かったです！更新頑張ってください！待ってます！ (2020年3月25日 12時) (レス) id: eb111e24a3 (このIDを非表示/違反報告)
スナッチ - 前にリクエストした、 佐久早×従兄弟を書こうとしてくださってありがとうございます！！ これからも応援をして、少しでも元気になってくれると、嬉しいです (2020年3月19日 14時) (レス) id: 9c5bac3c4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LigtTrrrttt | 作成日時：2019年6月22日 0時
