第225話・帝国学園に来た！ ページ37
荷物を控室へ置いて帝国学園のグランドへ出た雷門イレブン一行。
鬼道はゴールポストを撫で、グランドの芝を見つめてから円堂とAに声をかけた。
「円堂、A！ デスゾーンをやるぞ！」
「デスゾーンを？」
「な、何で私なの！？ 帝国の技なら土門でも…」
「お前でなければいけない」
「ッ――……見せつけのため？」
明確な言葉もなく鬼道は違う、と否定した。
けれどAは少しづつ頭に血が上り、苛立ちを隠せなくなっていく。
「じゃあ何、私とあの人の関係していてそんなこと言ってるの！？
言ったでしょ、私は帝国イレブンに」
「嫉妬や憎悪すら抱いている」
分かっている、とでも言いたげな鬼道の態度にイライラを隠せず鬼道を睨みつけるA。
尋常じゃない雰囲気を漂わせる彼女に円堂も言葉を失う。
周囲の人物たちもAが声を荒げ驚いている様子で「何だなんだ？」と視線を向けていた。
「…お前にとってアイツは父親。俺にとっても切っても切れない相手だ。
お前がアイツのサッカーを知りたいと言うなら、その手伝いを俺にさせて欲しい」
未だにAの実父なのを知らない雷門イレブンのメンバーのためにも
名前は伏せながら説明した。鬼道は彼女に影山零治のサッカーを知って欲しいのだ。
やり方は卑劣であっても、影山零治という男は指導者として優秀だったのだから。
「ッ…わかった」
鬼道の話に納得したのか、していないのかAは鬼道から視線を逸らしながら頷いた。
苛立ちは心を燻るが今は鬼道に従おうと思ったA。
本来土門の場所を取ればどんなことが起きるのかも、と
彼女個人として気になるところでもあるし、何
よりもこの後円堂、鬼道は帝国イレブンとして雷門イレブンと戦うことになるのだから。
(…知りたい、帝国のサッカーをこの身で)
そうして雷門イレブンは準備運動に入り柔軟などを始める中、
アフロディが吹雪へ視線を向けた。以前から気になっていたようだが聞く機会がなかったのだという。
円堂たちはアフロディに簡潔に説明した。彼の人格のことを。
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活字不足卍(プロフ) - 若いうちにやってみたいことの一つとして、バンジージャンプがある。でも咄嗟に腰が引きそうw (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 続きが読みたい!!(クソデカボイス) (2021年2月27日 15時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 楽しみ過ぎる(豪炎寺の復帰はアツいね) (2021年2月26日 1時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2021年2月26日 0時
