第224話・メガトンヘッド ページ36
恋バナから一夜明け、特訓を始めてから円堂の動きも初日より見違えるほどよくなり、ついにはダイヤモンドダスト戦に出した技らしきものも顔を見せるようになった。鬼道の提案で必殺技で試してみることに。
タイヤを脱いで「さあ来い！」と準備した円堂。
「こいつが打ち返すパワーがあれば本物だ！」
鬼道、一之瀬、豪炎寺の皇帝ペンギン2号が炸裂。円堂に向かって行く。
「よーし来い！！」
発動された必殺技は先ほどよりも鮮明にその形を取り皇帝ペンギン2号を簡単に弾き返した。
「よっしゃぁ！ できた！」
「円堂！ やったな！」
「やりましたね、円堂さん！！」
「すげーぜ円堂！」
「キャプテンやったッス！」
雷門のグラウンドに歓声が沸く。
「閃きました！ この絶対的パワーにヘディングを…『メガトンヘッド』と名付けてはいかがでしょう！」
目金のセンスにより命名された正義の鉄拳の派生進化版メガトンヘッドに、再び歓声が沸く。立向居も円堂からの期待に応えたいと、「頑張ります！」と言った。
「円堂！」
「？」
「まだまだパワーアップを続けるぞ！」
「おう！ 何でも来い！」
「その意気だ。エイリア学園マスターランクに勝つには、俺たちに限界があってはダメだ。もう一つ！ 必殺技を覚えてもらう」
「おう！ 何でも…ん？ その必殺技って？」
円堂の問いに鬼道は不敵に笑う。
「鍵は帝国学園にある」
するとそこへ瞳子と古株がやって来た。
「みんな準備はいい？」
「準備って…？」
「明日から帝国学園へ向かってもらいます」
「「ええぇっ！？」」
今日のところは練習を再開し、明日帝国学園へ向かうことになった。
―――翌日、雷門中に集合してからイナズマキャラバンに乗り込んだ。
「なあ鬼道、帝国に何があるんだ？」
「明日着いてから話す」
円堂から問われても答えず濁した鬼道。
「あ、見てきた」
Aの声につられ窓に視線を向けると帝国学園が見えた。相変わらずの存在感と刺々しい建物は、学校に見えない。さすがは超次元。
キャラバンを降りて校門前で帝国学園を見つめる一同。
「帝国学園…」
「あんまりいい思い出がないッス…」
「壁山」
「あっ！ き、鬼道さん、いい今のはそそそのぉ！」
「気にするな」
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活字不足卍(プロフ) - 若いうちにやってみたいことの一つとして、バンジージャンプがある。でも咄嗟に腰が引きそうw (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 続きが読みたい!!(クソデカボイス) (2021年2月27日 15時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 楽しみ過ぎる(豪炎寺の復帰はアツいね) (2021年2月26日 1時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2021年2月26日 0時
