第269話・練習試合 ページ7
「えーそれでは紅白戦を始めます！ 僭越ながら僕が始審を務めさせていただきます！
キックオフは白組からです！」
「白組！ ギンギンにいこうぜ！」
「それでは！ 試合開始！」
目金がホイッスルを吹くのと同時に怪しくなっていた雲から雷の音が聞こえた。
「急に変ね」
「今日はずっと晴れの予報でしたけど…」
「構うもんか！ 雨だろうがなんだろうが関係ねー！ 練習だ練習！」
と言う染岡だったがかなり近くに雷が落ちた音がし、マネージャーたちが悲鳴を上げた。
「今の、やばくない？」と呟く木暮だったが、練習は染岡の言う通り開始された。
雲行きが怪しい中、練習試合は進んだ。が先ほどよりも大きい雷が日本の宿舎近くで鳴り、目を閉じないと眩しくて見えないほどであった。
さすがにこの中で続ければ、雨も降り出す可能性もあれば選手たちに怪我を負わせる事態にもなりかねない。
「どうする？ 続けるか？」
「うーん…」
円堂が腕組をし悩んでいると「きゃーーー！！」とベンチの方から秋たちの悲鳴がした。
そちらへ視線を向けると、リカとAに付けられたブレスレットがまるで雷に共鳴するように強く光り輝いていた。
「なんで、こんなんなってんの！？」
「…実力行使、あるのみ！」
「しなくていいわ！」
Aが親指の関節を外そうとするのを夏未が止める。
「これ、夏未さんが言ってた話の…」
「あれは伝説よ…！ そんなわけっ」
「あのじいさんたち、絶対怪しかったもん。やっぱり何かあるんだよ！」
すると鳴り響いていた雷がグラウンドに設置された照明に落雷なって、照明を爆発させた。
その衝撃波と砂塵が舞い目を閉じる円堂たち。
止んだと思ったら、向かいにいた立向居が「円堂さん！ 上！」と声を張り上げた。
振り返るように見上げると、クロスバーの上に1人の少年が立っていた。
「…なんだあいつは…」
「一体どこから」
「随分と妙な恰好しているね」
(ヒロトが言うか？ ジェネシスのパツパツタイツも大して変わらんだろ)
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
