第106話・Edgar ページ18
時は少しだけ戻る。
円堂の居場所に心当たりがある、と言って短いスカートをはためかせピョンピョン跳ねて宿舎から出て行くAを見送ったイナズマジャパンの面々たち。
「妙にテンションが高いな」
「ドレス着てはしゃいでんじゃねぇーのか？」
佐久間はくすり、と笑うが染岡は腕を組み呆れた表情を見せていた。はしゃぎすぎて怪我をしなければいいが、という心配もあるのだろう。
「いや、おそらく」
「ああ」
「やっと試合に出れるから嬉しんだろう」
「アジア予選、出れなかったからね」
風丸、鬼道、豪炎寺、ヒロトが声を揃えて言う。
そんなこんなありながら、全員でイナズマキャラバンでロンドンパレスまで向かうことになった。
「こんばんは。本日は招待に快くお答えいただきありがとうございます。
私はイギリス代表、ナイツ・オブ・クイーンのキャプテン、エドガー・バルチナスです。
「こちらこそ、お招きいただき感謝します。キャプテンの円堂が不在のため、代わりに挨拶をさせてもらいます。鬼道有人です」
と握手を交わすエドガーと鬼道。
2人ともパーティーに慣れた様子で社交辞令とも言える会話を済ませ、パーティーを開催を宣言し、自由に時間を潰すことになった。
これから戦う相手だからか、ナイツ・オブ・クイーンもイナズマジャパンもお互いの輪から外れて交流する様子はあまりないようだ。
「A、遅いな…」
ロンドンパレスの時計を見上げ風丸が呟いた。
円堂を呼んで来る、と言ってもう30分経過しているため鬼道は電話を掛けた。
呼び出しをしてもなかなか出ず、何かあったのかと心配しているとやっと出た。
「A、電話にはすぐ出ろ」
『す、すみません…』
珍しく低姿勢だな…
と思ったのが声に出ていたのかAから「失礼ですねえ！」と言われ
『すぐ円堂連れてくから、首洗って待っとけ！』
とガチャ切りされた鬼道。
隣にいた佐久間が苦笑していた。どうやら電話の内容が聞こえていたようだ。
「失礼」
そう言ってやって来たのはエドガーだった。
第107話・Grow up together→←第105話・My heart is pounding.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 494人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フラッペ(プロフ) - 毎回、本日の一言を楽しみにしている私がいる( ＾＾ )やっぱりFGO好きだと言いたくなりますよね笑そういえばイギリス代表メンバーで誰かがガラティーンって言ってた覚えがあるのだが…はて？ (2022年9月7日 20時) (
レス) @page39 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
フラッペ(プロフ) - ？？？｢草。草ですよ。エドガー…｣ 更新ありがとうございます。この作品は私の生きる糧の１つです。続きを楽しみに待ってます！ (2022年9月4日 22時) (レス) @page26 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
いな九尾(プロフ) - コメント失礼します。いつも更新楽しみにしてます！FGOなどいろんな要素があって笑いながら見てます！続き、とても楽しみにしてます！天界の使徒に一票入れます。更新頑張ってください！ (2022年8月28日 18時) (レス) id: 6eca7d051a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年8月28日 14時
