第013話・イナズマキャラバン ページ14
ニュースによればエイリア学園が奈良シカ公園を襲撃したようで、現場では黒いサッカーボールが発見され、更には総理大臣である財前宗助氏が誘拐されたと。そこへ豪炎寺が遅れてやって来た。
「揃ったな諸君。情報によれば総理は謎の集団に連れ去られたという。この謎の集団は、エイリア学園と関係があるようだ」
理事長の言葉に豪炎寺の眉がピクッと動いた。
「出発よ！ エイリア学園とすぐに戦うことになるかもしれないわ」
「瞳子くん、円堂くんたちを頼む。情報は随時イナズマキャラバンに転送する」
「お願いします」
聞きなれない言葉の「イナズマキャラバン」に円堂たちが首を傾げた。そして案内された場所には、車体が青く、雷マークが特徴的な一台のキャラバンバスが。
「あれがイナズマキャラバン。この地下理事長室繋がる前線基地になるのです」
火来が紹介すると壁山がカッコイイと感想を漏らす。
「基地か〜！ あっ！」
円堂がキャラバンの扉にサッカー部の立て札に気付く。響木曰く「ここは新しい部室。であればこの立て札は必要だろう」とニカッと笑う響木。
響木はキャラバンの窓を立て札で叩き中にいる人物に積むように言った。中にいたのは古株さん。古株さんはイナズマキャラバンの運転手をしてくれるそうだ。
全員の荷物を積み込み、潤敏万端でいつでも出発できる状態だ。最後に整列し響木からエールをもらう。
「しっかりな、みんな！」
「はい！ 監督！」
「お前たちはきっとエイリア学園に勝てる！ 俺はそう信じているからな！」
円堂たちは響木の言葉に元気よく返事をした。
「行くぞー！ みんな！」
「「おおっ！」」
キャラバンに乗り込む。Aは必然的に空いていた鬼道の隣に座った。瞳子も響木に挨拶をしてキャラバンに乗り込み、発信するよう言う。するとキャラバンは台に乗せられゆっくりと地上に上がって行った。
「なにこれ…」
フットボールフロンティアの間、世宇子戦をしている間にこんな盛大なものが出来ていたと思ったらAの目は白目をむいた。
―――いくら超次元でもやっていいことと、やっちゃいけないことがある(白目)
そんな彼女の想いも考えも知らないままイナズマキャラバンは奈良へ向けて出発した。
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活字不足卍(プロフ) - 実は何度か主人公のデフォルトネームを変えようとしたことがある (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
SERARU(プロフ) - コメントさせて貰います♪最初から読んでいて、凄く面白いです！いつも楽しみにしています！私も真・帝国学園が楽しみなんですよね♪待ち遠しいですwww (2019年7月29日 5時) (レス) id: 3e7ed852f8 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - また、すみません！第033話はないのですか？ 前のコメの返事ありがとうございます！ (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - こんにちは！第032話にある｢隣では塔子が付かれたのだろう｣の付かれたのだろうは、疲れたのだろうではないでしょうか？ (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - コメント失礼します｡35話の高根じゃなくて高嶺ではありませんか? (2019年7月27日 18時) (レス) id: 6d7ff987c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年7月24日 15時
