第214話・世宇子戦 その4 ページ26
アフロディが支指示を出し始めた。ディフェンスは攻撃陣を徹底的に狙い、オフェンスは守備陣。GKは重点的に。
ヘラのディバインアローが円堂を襲う。円堂は未完成ながらもマジン・ザ・ハンドを試してみるがお互いに弾き合い、シュートは止められたが、円堂も吹っ飛ばされた。
円堂は、諦めないと言って再び立ち上がった。
「これ以上は見ていられませんっ！」
「ダメよ、目を逸らしちゃ」
「でも…」
「みんな必死に戦っているんだから、私たちがその戦いから逃げちゃいけないわ」
目を逸らしかけた春奈に、秋と夏未が目を逸らさないよう、逃げないよう伝える。
円堂をシュートで吹っ飛ばした世宇子。だが円堂はまだ立ち上がる。アフロディはボールをキープしながら楽しそうに微笑み、ボールをライン外に出し全員で水分補給をし始めた。
それに疑問を持ったのか夏未が「あれ、変じゃない？」と言う。
「ええ、いくらリードしているからって許せません！」
「じゃなくって、全員同時にってことよ」
「確かに。試合中の水分補給は重要だけど、試合の途中に全員がベンチに戻ってなんて見たことがない…」
「言われてみれば…」
夏未は「影山なら」と呟き、秋と春奈、そしてAを一緒に来るよう言った。だがAは
「無理」とハッキリとものを言った。夏未も断られるとは思わなかったのだろう。「え」と驚きを隠せていない。
「私はダメ。監視されている」
そう実際、影山が別室でAのことを見ている。だがAが言っているのは目視で確認できる人物だ。(監視している人物は、観客席に紛れている。それを何故見つけたかと言うと、最前列で観客席にいながらも選手の動きではなく、こちらをじっと見て微動だにしていないからだ。
露骨に監視されているため下手な行動が出来ない。Aはこの場から動けない。
「私がこの場から消えたら不審に思われる。3人だけで何とかして」
夏未たちには色々ツッコミたいところがあるが、Aの表情は今までないほど険しいものだったため、3人で行くことを決意した。
第215話・世宇子戦 その5→←第213話・世宇子戦 その3
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活字不足卍(プロフ) - ワタシコトシ24サイ(嘘) (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - おー!!楽しみにしているぞい!!そして下ネタ突っ込んで来るな〜 (2019年7月25日 18時) (レス) id: baae3e32b1 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 作者さん、ボロくそ分かるぞそれ。確かに照美様は顔は美しいのに無印でゴッドノウズ撃つ時とても男らしいよな!!そして毎回私も叫んでいる!!←そしてそれについて姉さんや先輩と語りあっている← (2019年7月24日 8時) (レス) id: baae3e32b1 (このIDを非表示/違反報告)
歌音 - とても面白いです。続き楽しみにしています！ (2019年7月21日 15時) (レス) id: 60755d8909 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - はじめまして！毎日楽しく読ませてもらってます。私こういう小説大好きでしてこれからも更新頑張って下さい！(*´ω｀*) (2019年7月20日 9時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年7月19日 1時
