だぁかぁらぁ！俺は厨二病じゃねぇ！

無問題 ページ13

Aサイド




社員寮の空きが１部屋しかないらしく、


俺は太宰治の部屋で過ごすことになった。




太宰「うーん、掃除しとくべきだったねぇ」




部屋は、凄惨だった。


そこかしこに酒瓶はあるし、


冷蔵庫の中は空だし、


縄やら何やら、ジサツ道具であろう物が、


足の踏み場もないほど散らばっている。




太宰「まずそもそも布団が１つしかないのだよ」



『それに関しては無問題(ノープロブレム)だ』




この首輪付きで眠れる気がしない。


横になったら最後、重力で首が死ぬ。




太宰「床で寝るつもりかい？」



『嗚呼』



太宰「…そうかい。じゃあ、私は用事があるから外出するよ。好きに過ごしていてくれ給え」



『承知した』




まぁ、好きに過ごせって言われても…


眠いから寝る！！


痛いけど寝る！！


多分寝れる！！


適当な壁にもたれたらいけるだろ。


おやすみなさぁい。




『すぅ……ぐぅ…』




この時の俺は知らない。


帰ってきた太宰治が、


俺の眼帯に興味本位で触れて、


思い切り電流を食らって絶叫することを。


え？その時どうしたかって？


ちょっと目が覚めたけど、


そのあとすぐに寝たよ。


眠かったから。




、

…は？→←赦されるのか、神の名のもとに

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す