苺の王子は、陰キャを気になっておられます！【stpr 】 (ページ24)

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『すいません、誰ですか？』

「いい加減にしろ！！！」

　あれ？怒られるようなことしたっけ？

『すいません、本当に誰だかわかんないんですけど。』

「クラスメイトよ！」

「何度も顔を合わせてるでしょ！」

『,,,,,,,,,,？あ！あぁ！！』

　やっと思い出した！

　あのぉ～。あれよ。

　そう！前の席のやつ！

　あと、えーっと、私が間違えた人。

　うぅーんと、そう！

　越田里美さん

　間違えちゃったから、恨まれてる？？のか？

里美「ねぇ、私のこと、覚えてるよね。」

『あ,,,,,はい。』

　あれ？雰囲気めっちゃ違う。

里美「私さぁ、ジェルくんのこと、凄く好きなんだよね～。」

『はい。』

　待って、なんの話をされてんの？

　私に関係ある？？

里美「お前がぁ、私を呼び出して恥をかかせたんだよね。」

『,,,,,はい』

　恥？？そんなもんは捨てろってどっかの偉い人が言ってたよ？

里美「この顔も、頭も、全部全部ぜーんぶジェルくんのためにしてきたの。」

　待って言いたい。

　ｯｯ、この女,,,,,狂ってやがるｯｯｯｯｯ

　何か、カッコいいよね。

里美「だぁかぁらぁ、もう近付くなって言ってんだよｯｯ！！！」

ﾄﾞｶﾞｯ

　え？待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って

　痛い！！痛い！！え？蹴られた？

　壁に打った背中と、蹴られた腹が痛い！！

　ってか、よく足上がんな。

モ1「良いじゃん！良い気味。サイコー。」

モ2「ふふっ、これぐらいの顔ですとぷり様に近付こうなんて思わないでくれる？」

　近付く気は無いんだよ？

　私にそれをするくらいなら、お前らの王子に告白でもしてろよ。

？「ねぇ、何やってんの？」