苺の王子は、陰キャを気になっておられます！【stpr 】

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『え〜？でもここにさとみっていう子居ませんけど。』

ジ「違うわ。男や男。」

『え？もしかしてゲイ？』

ジ「違うわ！」

『さとみさんか。居ませんね。』

ジ「居るやろ。隣の席の桃宮さとみ。」

『,,,,,？あっ、居たわ。』

ジ「じゃあ、次は頼んだで？」

『はいっす』

　はぁー。キラキラネームの頼みですが、本当はめっちゃ嫌な私。

　何でかわかる？


　あいつはドラ○もんだからだよ。

　私はな、の○太でもないんです。

　ドラ○もーん！！！！なんて叫びません。

『あっ、ドラえ,,,,,,,,,,さとみさん！』

さ「ドラえ○んって言いかけなかった？」

『キラキラネ,,,,,,,,,,ジェルさんが呼んでますよ？』

さ「アイツのあだ名キラキラネームなんだ。」

『さっさと行ってください！』

さ「分かったけど、その言葉に悪意を感じるんだけど気のせい？」

『風邪ですか？おすすめの病院紹介しますよ？』

さ「余計なお世話だ」

ジ「あっ！さとちゃん！連れてきてくれてありがとな？えーっと,,,,,」

『はい！では失礼しま,,,,,』

さ「自己紹介しろ！」

『え〜？分かりますよね？』

さ「ジェルにだよ馬鹿。」

　あー、こいつ馬鹿って言った。

　えーっと、精神ボコボコにしようとして私に馬鹿って言った罪で。

　さとみさん。死刑です。

さ「おい、失礼なこと考えてただろ。」

『鶇 Aです。』

さ「無視すんな！」

ジ「へぇー。つぐって珍しい名字やな。」

『カッコいいですか？ありがとうございます。』

ジ「言ってないんやけど。」

　うわぁ。ジェルさんつっこんでくれるやっさし。

『じゃあ私、席戻りますね。』

ジ「ありがとうな！」

　ペコッと頭を軽く下げて席に戻る。

　よーっし、良いことしたわ。

　これでガチャ運アップと。

？「はぁ？誰だよアイツ。ジェルくんとも喋りやがって。(ﾎﾞｿｯ」

？「そろそろ分からせてあげようよ。学校全体で。ね？(ﾎﾞｿｯ」

？「最高じゃん！乗るわ、その作戦。(ﾎﾞｿｯ」

　先生に提案しようかな。

　この学校生徒の小声の練習。

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