苺の王子は、陰キャを気になっておられます！【stpr 】

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『ごめん、今日は寝みぃから寝るわ。』

母「そう、早く起きてよ！」

『へえへえ。』

　あー、今日はどっと疲れたな。

　あっ、ドルミニアン様のガチャ。

　明日にガチャ運全部使って当たり出そ。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

母「A〜？早く起きて！」

『ん？お母さん？どした？』

母「どしたじゃないわよ！遅刻！早く行くわよ！」

『マジ？』

母「マジ。」

『ﾀﾋぬ気で急ぐわ。』

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

母「じゃあ、楽しい楽しい青春を味わってー！」

『あいよー！』

　うん、送ってもらうのはありがてぇけど、最後の一言いらんな。

　お母さん異常に声でけぇから、周りの視線が。

　皆もあるでしょ？

　運動会とかに、親がでっかい声で応援するやつ。

　ついでに名前も呼ばれるやつ。

　地獄だよね。あれ。

さ「あっ！Aちゃん！」

　ほらほら、こういう感じで。


　ってあれ？ピンキーバチゲーム野郎？

　え？自称王子の？

　ここ、めっちゃ人いるし。

　あっ、きっと勘違いだ。

　恥ずかしっ！

　よし！教室行こ。

さ「ねえ！Aちゃん！どうして無視すんの！？」

　うーん、今日は英語があったな。

　苦手なんだよな英語。

さ「ねえ！聞いてる！？」

　聞くとどうしても寝むくなんだよね〜。

　あるあるだわ。

こ「ねえ、さとみくんを無視しないで貰っていい？」

　あー、今日は友達作れるかな。

　あー、無理かな。

　だって私、コミュ力ゴミだし☆

こ/さ「「いい加減、話をきけー！！！」」

『おはようございますではさようならバイバイ(早口)』

　ふぅ〜。

　これでオケ。

　周りの視線も痛くない！

　いや、すっごく痛い！！

　あれ？悪いことしたっけ？

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