Not Alone… (ページ18)

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他愛もない話に花が咲き、気が付けば空っぽになったビール缶が溢れてきた。俺も北斗も、程よく酔いが回ってきていた。

「…ねぇ、樹。」

「ん？どうした？」

「俺さ…怖いんだよね。」

不意に話し始めた北斗はあの時の様に暗い顔をしていた。

「またいつ狙われるか分からないし、ただでさえメンバーに迷惑かけてるのに、SnowManの皆とロケしてて迷惑なんてかけたら…。」

だから今日の撮影の時に不安そうにしていたのか。北斗は人目を気にし過ぎだ。メンバーなんだから、頼るなんて当たり前の事。

確かにメンバー以外に頼るのは勇気がいるが、SnowManは昔から一緒に仕事をしてきた仲間だ。

マンズ兄さん達だ。見捨てたり呆れたりなんてするはずない。

「大丈夫。…大丈夫だから、北斗。」

「樹…。」

普通の友達なら“大丈夫”なんて言葉で済ませるな、なんて言われそうだけど。北斗には伝わったと思う。俺の気持ちが。

「 SixTONESは最強なんだろ？この6人だから。」

北斗のキリッとした瞳が丸くなり俺を見つめた。優しく微笑みかけ、北斗の肩に手を置いた。

「何があっても守り合うのが俺らだろ？」

「…そうだな。ありがと。」