早く帰らないと鬼に食べられちゃうよ ［呪.鬼2］

28　らだ山襲撃イベント（？） ページ27

Pi「『え！？』」

しかしその瞬間
その人はその場から消え去った。

Pi「消えたぞ！？」

私たちは人がいた所に近づいた。

Tn「刀置いてあるよ！」

まるで美術館のガラスケースのように
部屋が区切られていて、私たちのいる部屋の
ガラス越しに刀が置いてあるのが見えた。
そしてその右と左に小さな棚のようなものが
置いてあり、看板に何か書かれていた。

Kn「主への絶対なる忠誠を誓うもの」

右の棚にはそう書かれていた。

Tn「主への子孫繁栄を誓うもの…あ、なんか
なんとなく分かったかも」

左の棚にはそう書かれている。
多分、棚の上に文に合う何かを
置くんだと思うけど…

Ut「子孫繁栄は鼠だな」
Tn「忠誠やから犬ちゃうか？」
『うん。私もそう思う。』

その部屋の隣には
屋上へ繋がる部屋があった。
しかし、屋上の扉の前に看板があり、
〈屋上へは中央階段にある扉から
行ってください。なお、屋上への鍵は
猿山先生が管理しています。〉
と書かれている。

Zm「猿山が？」
Kn「どうすんねん」

私たちが悩んでいると…

Rd「おおりゃあぁぁぁぁあ！」
Pi「ﾋｬｰ!」
Ut「うわ！ヤバい！これはヤバい！うわぁ！」
Rd「うつぅぅぅ！」

突然猿山先生が来て
刑事とコネシマと鬱を鎌で斬った。
私はまたその残酷な光景をみて
足がくすんでしまった。

Rd「A〜？」

らだ男先生がこちらに近づいてくる。
そして私は壁際まで追い詰められた。
らだ男先生は怖がってる私を見て
クスクス笑っている。

『な、何で早く斬らないんですか…』

こんな怖い体験をするなら
もう斬られたほうがマシだ。

Rd「え〜？だって怯えてるA見るの、
けっこう楽しいんだもん♪」

そう言ってらだ男先生は
鎌を私の首に当ててくる。

『っ！』
Rd「wかわい」

首筋にヒヤリと冷たい感触。
もう震えて泣きそうになっていたそのとき、
突然視界が白い霧のようなもので覆われた。

Tn「A！こっちや！」
『っ！トントン！？』

そっか！消火器だ！
私は震える足をなんとか動かして、
トントンの声の声がするほうへ走った。
そしてそのまま一気に3階まで下りる。
そこにはゾム兄がいた。

Zm「A！大丈夫やったか！？」

ものすごい勢いでそう聞いてくるゾム兄。
トントンも若干引いてんじゃん。

『う、うん。平気！
トントンが来てくれたから！
トントン！さっきはホントにありがとぉ！』

Tn「おっ…おう//」
『トントンどうしたの？顔赤いよ？』
Tn「なっなんでもない！」

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