虹はいつか消えるもの【REBOEN!】 (ページ7)

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あの日から色々な出来事が起きた。

ツナと獄寺が退学を免れるため十五年前のタイムカプセルを探すために校庭を爆破、けれど見つからず代わりに見つかったのは四十年前のタイムカプセル。
中には赤点だらけのテストが見つかり、テストの持ち主である根津先生が学歴詐称で解任された。

野球部のエース山本武の飛び降り騒動。
腕の骨折で自暴自棄になったらしい。
ツナが説得を試みるが山本と共に落ちてしまう。
けれど奇跡的に二人は無傷、大事には至らなかった。
結果他の生徒からはワイヤーを使った山本のドッキリという形で幕を閉じた。

女子達が調理次週で作ったおにぎりをツナが鬼の形相で食べるという出来事も起きた。

入学したての頃にはなかった様々な出来事は平凡だった或の毎日を色濃くしていく。

そして今

「何で私もここにいるの…。」

ツナ、獄寺、山本、赤ん坊のリボーン、そして或の五人は応接室の前にいた。

屋上でお昼を食べようと行ったのが運の尽き。

先客にツナ、獄寺、山本がいたため別の所で食べようと屋上を後にしようとした途端、赤ん坊に首根っこを掴まれ、そのままずるずると今に至る。

ツナ達の行動はよく見ていたもののこうして一緒にいたことはなく、ツナ達も何故或がここにいるのか分かっていない様子だった。

当たり前だ、或自身もわかっていないのだから。

聞くところによれば応接室をファミリーのアジトにするとリボーンが言っていた。

赤ん坊からアジトという単語を聞くのも不思議なものだ。

「あ、あの…リボーン…君？」

「なんだ？」

「ファミリーって何かの遊び…なのかな？」

「…遊びじゃねーぞ。ボンゴレっつーマフィアのファミリーだ。ツナがボスで他が守護者なんだぞ。」

マフィア？ボス？守護者？

「…ソーナンダー。」

或は考える事をやめた。