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「…。」
「悪かったってお嬢ちゃん。」
「瀧本に近づくな！！スケコマシ！！」
或は獄寺の後ろに隠れてしまい、シャマルを目の敵にしていた。
無理もない、あのやり取りで少なかった信頼が0になったからだ。
「Dr.シャマル！患者はこっち！この人です！」
「ん。何度言ったらわかんだ？俺は男は診ねーって。」
「そーいえばそーだった。」
「知ってたよなあ！！」
Dr.シャマルは名医ではあるが女性しか診ないのが難点だ。
「相変わらずサイテーだな、あいつ。」
「サイテー。」
「おもしれぇーよ！」
獄寺、或のシャマルへの好感度は下がっていき、山本は楽しそうに笑う。
「てか本当にそいつ生きてんのか？瞳孔開いて、息止まって、心臓止まってりゃ死んだぜ。」
シャマルの言葉にハル、山本、獄寺は男性を確認しに行く。
「ドーコー開いてます。」
「息も止まってる…。」
「心臓…止まってる。」
男性の死は今確定してしまった。
「俺がふざけてる間に仏さんになっちまったのかもなー。仏さんじゃ用がねーや。じゃっ。」
そう言い残し、シャマルは帰ってしまった。
「あーやっぱりだめだー！！人殺しちゃったー！！本当に殺しちゃったー！！！」
ツナは人殺しが確定してしまい、泣き叫ぶ。
「こんな時のためにもう一人呼んどいたぞ。」
ヴオオォオン
リボーンの言葉と共に家の外からバイクの音が鳴り響く。
キキッと家の前でバイクが止まるブレーキ音が聞こえた数秒後、二階にあるはずのツナの部屋の窓が開けられた。
「やあ。」
「ヒバリー！！！」
ハルとリボーン以外の四人は現れた雲雀の姿に身震いをした。
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作者名：のらまる | 作成日時：2021年3月24日 23時
