Stretch 14 ページ14
Aside
『振られちゃった』
「え?誰に?」
『浮所くん』
「え!?告ったんだ!?ってか好きだったんだね!初知りだわ」
『はあ?私言ったよ?愛未に。浮所くんの事好きなのって。そしたらA冗談よしてよ〜歳下でしょ〜?ないない!ってゲラゲラ笑ってたじゃん!』
ホント、さっきから愛未のあの態度は〜
ほんっとにムカつく!
「や、あれマジだったんだ!や〜冗談かと」
『愛未ってホントに歳下興味ないよね』
「うん、ないね」
那須くんが可哀想すぎる。
何でこんなもて男那須くんがこんな歳下割り切るサバサバ女の事を「いいですよね!」とか「彼氏とかいたりするのかな」とか浮所くんにサーチさせたりするんだろうか。
本当に本当に可哀想。
「で、いつ告ったの?」
『や、告白してないから』
「え?だって振られたって言ったじゃん!」
『デート誘ったら振られたの。今日の練習語にご飯行こうと思ったのに』
「そりゃ今日の今日は厳しいでしょ」
『だよね〜』
「でもさ、もしかしたら見られたんじゃない?浮所くんに。なんかあからさまに避けられてるんでしょ?少し」
『うん』
浮所くんは冷たい。
前はあんなにキャピキャピしてたのに。
今ではあんな...........
「そうかもよ〜ちょっとだけ我慢しな。ノーアクションね」
『うん』
下手に動けばそれでまた嫌われたり、認められたりする悪影響だって出るかもしれない。
だから今は冷静になって距離を置こう。
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作者名:きい | 作成日時:2018年5月13日 18時