みーつけた ページ8
「もーいーかい！」
はい12歳グレイス＝フィールドハウス最年長のフィッツくんです。
隠れんぼなう〜。
いや、隠れんぼとか久々すぎた。
みんな強すぎん？
俺、隠れられたの最短二分なんだが。
今はナイラと一緒に行動している。
なんとなーく目を擦っているから眠いのだろう。
あ、ちなみに隠れる側ね。
鬼をやってもよかったんだけど、すぐ見つけちゃうからダメつっつーことで。
そういう原理だと俺永遠に隠れる側だわ。
「大丈夫か、ナイラ。おぶろうか？」
「んー…んーん、いーの」
きゅ、っと俺のズボンを握ってナイラは欠伸を噛み締めた。
はぁあああ可愛い。
なにこの生物。めっちゃ可愛いんだが。
あ、因みにイエスロリショタノータッチだぞ！
「…曇ってきたな」
やべ、薬飲むの忘れてた。
雷が落ちそうな空模様に、ふとそんなことを思い出した。
いや、結構大事なことだけどねコレ。
なんだか頭が痛くなってきた。
あれー、俺って偏頭痛持ちだったっけ？
咄嗟にナイラの手を掴もうとすると、そこにはさっきまで居たはずのナイラの姿はなかった。
「ッ、ナイラ！？」
眠いのにどこに行ったんだ、あの子は。
まぁ多分虫がなんかについて行って、その途中で寝落ちしたんだろうけど。
「ナイラ、ナイラ！」
何故かこんなに必死だった。
理由は分からないけれど、見失っては行けない気がした。
気がついたら誰の声も聞こえない場所にいた。周りは木ばかり。
しまった、周りを見無さすぎた。
と、後悔するのも時すでに遅し。
ここからハウスも見えない。
終了の合図は鳴ったのか？
夢中になりすぎて聞こえていなかったかもしれない。
は、はッ、と呼吸が荒くなる。
一度落ち着こうと、しっかり呼吸を整えた。
ふと、背後から木の枝を踏む音がした。
勢いよく振り返ると、そこに居たのはナイラを抱えた【
「ない、ら…」
「そんな顔をしてどうしたの？フィッツ」
「なんでもないよ、ママ。ナイラを探してたんだ」
「そう…もうハウスの前でみんなが待っているわ。早く戻りましょう」
「…はーい」
ママの後ろをついて行って、小さめの丘を上がった。
そこにいたのはママの言った通り弟妹たちで、ナイラが帰って来てみんな安心していた。
──2人を除いて。
そうか、これはママの宣戦布告の話だ。
俺も、敵対視されているのだろうか。
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ごまあぶら - いや嬉しすぎて無理なんですけど(？)ま励みになりますほんとありがとうございますぅううう！！ (2020年3月4日 0時) (
レス) id: 01769a283d (このIDを非表示/違反報告)
傀儡様 - いや面白すぎて無理なんですけど(？)ただのらぶらぶちゅっちゅなblじゃなくて所々にbl要素入れるのマジですこいです。これからも頑張ってくださいぃ！！ (2020年3月4日 0時) (レス) id: 4b35f08325 (このIDを非表示/違反報告)
ごまあぶら - まじですか！！ほんとにありがとうございます、頑張ります！！ (2020年3月3日 20時) (レス) id: 01769a283d (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 好きです！もっと評価されるべき！次の更新待ってます！ (2020年3月3日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
ごまあぶら - うわぁぁぁ！！ありがとうございます、励みになります！！ (2020年3月1日 22時) (レス) id: 01769a283d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまあぶら | 作成日時：2020年2月25日 13時
