侵入そして疑い ページ38
薄暗い。
少し気味が悪い。
俺達は今、秘密の部屋にいる。
ドンが俺と追いかけっこをしている振りをしてママから鍵をスってきた。
さすがに才能あるわドン。すごすぎ。
まぁそんな感じで、今は秘密の部屋にいるってわけ。
ふと、ドンがなにかを見つけたようだった。
また新しい扉を開ける。
──そこには、たくさんのぬいぐるみやおもちゃが沢山並べてある棚があった。
いつの間にかランプを持ったドンが、じっくりそれを照らしていく。
汽車のおもちゃ、くまのぬいぐるみ、金髪の人形、そして、
リトルバーニーを目にした途端、2人は息を飲んだ。
「なんで、ここに、？」
「…やっぱりホントだったんだよ、エマたちが言ってたこと…！
ママは嘘をついてた、誰も里子になんか出されてない。」
「…どうして、」
「だってもし里子に出てたなら、ここにあるはずない…コニーにちゃんと届けてあげてるはず…！
リトルバーニーだけじゃない、全部、出ていく時に奪われたんだよ。…ママに。
それでみんな、悪い人に連れていかれて…！」
「っ、やめろよ！」
ドンが後ずさりすると、ふとなにかが背中に当たったようで、音が鳴った。
なにかがスライドする音だ。また扉だろうか？
…いや違う。これは、
「定時連絡用の機械…」
「誰と連絡取ってるんだ…？レイが言ってたの、ほんとか？そいつらが悪い人なのか？
『ママは俺が抑えてるけどシスターにバレたら即アウト』
アウトってなんだよ、バレたらママかシスターになにかされるってことか？
本当は、ママはもっとやばくて、コニーたちはもう…！」
「やめて！コニーはどうなったか、分からないってノーマンが！」
「どうかな。あいつらは俺たちに隠してるだけで、」
「言えない事情があるんだよ…！きっと、…」
「フィッツもなにか言えよ！ノーマンたちは本当は嘘ついてるんじゃないのか？
真実は別にあって、それでもエマたちは俺たちに嘘を教えてるんだ…！
俺はギルダみたいに信じられない。だって、あいつらが俺たちを信じてないからな」
「…」
ドンが拳を震わせていると、上がってきた階段の上から声がした。
───ママの声だ。
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ごまあぶら - いや嬉しすぎて無理なんですけど(？)ま励みになりますほんとありがとうございますぅううう！！ (2020年3月4日 0時) (
レス) id: 01769a283d (このIDを非表示/違反報告)
傀儡様 - いや面白すぎて無理なんですけど(？)ただのらぶらぶちゅっちゅなblじゃなくて所々にbl要素入れるのマジですこいです。これからも頑張ってくださいぃ！！ (2020年3月4日 0時) (レス) id: 4b35f08325 (このIDを非表示/違反報告)
ごまあぶら - まじですか！！ほんとにありがとうございます、頑張ります！！ (2020年3月3日 20時) (レス) id: 01769a283d (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 好きです！もっと評価されるべき！次の更新待ってます！ (2020年3月3日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
ごまあぶら - うわぁぁぁ！！ありがとうございます、励みになります！！ (2020年3月1日 22時) (レス) id: 01769a283d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまあぶら | 作成日時：2020年2月25日 13時
