ま だ 思 い 出 す よ ページ44
重 岡 s i d e
ガチャッ…
小瀧「……しげ、ええよ。」
衣装に着替え終わった小瀧は、明らかにおかしかった。
俯きながら俺にそう言う小瀧。
重岡「お、おん。」
藤井「しげ、」
重岡「おん……」
重岡「っ………………!!」
___ あ ぁ 、 泣 い て る ん や 。
一瞬、見えた小瀧の頬が、濡れてるのがわかった。
重岡「……行ってくる。」
バタンッ!
俺は急いで衣装を着替える部屋に行った。
ガチャッ!
重岡「Aちゃんっ!!」
「大毅、くっ……」ニコ
そこには、涙を流しながら儚く笑うAちゃん。
「……怒られちゃった…」
重岡「なぁ…何があったん…Aちゃん……」
そっと、Aちゃんに寄り添う。
「……望くんにね、謝ったの。私が…そしたら、見た事もない顔で…なんかした?って言われて…」
「何も言えなかった…望くんは何も悪くないのにっ…私が、自分勝手だからっ……」
重岡「違う。違うで、Aちゃん……」
「違うくないよっ…あんなに、怖い望くん初めて見たんだもん…私のせいだよっ……」
「私がっ……」
重岡「Aちゃ……」
俺は、伸ばしかけた手を引っ込めた。
俺は…目の前でAちゃんが泣いてるのに、声をかけてあげる事が出来ひんかった。
「Aちゃんはわるくないで…?大丈夫。」
そう言ってあげれば、彼女の弱音を聞くことはなかったのかもしれん。
Aちゃんがこんなに悩む事も、泣く事も、なかったかもしれへん。
やけど…我慢出来ひんねん。Aちゃんが泣いてる事が。
ギュッ…
「だいっ、き…くっ……?」
俺は、そっとAちゃんを抱きしめた。
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R y u h e i × R y o .(プロフ) - のんのんさん» ありがとうございますっ!歌詞、足りるかな…笑 完結には絶対持って行くんで、これからも宜しくお願いします!!(´˘`*) (2017年1月15日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - あと13話程? 頑張って下さい! (2017年1月15日 1時) (レス) id: 270b514508 (このIDを非表示/違反報告)
R y u h e i × R y o .(プロフ) - 桃jasさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですが、これからも宜しくお願いします(*^^*) (2017年1月13日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
桃jas - この小説好きです!! (2017年1月12日 18時) (レス) id: e36cd9e327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R y u h e i × R y o . | 作成日時:2016年12月29日 2時