ど れ も 宝 物 で ページ43
ガチャッ…
「……っ望くん」
誰かが入って来たと思って振り返ると、あの頃よりも随分と大人びた望くんの姿。
相変わらず、背が高いなぁ。
小瀧「衣装、これ?」
「うんっ……」
小瀧「……着替えるな。」
シャッ…
そう言い、望くんがカーテンを閉めた。
「……ごめんなさい。」
___ 私 は 、 望 く ん に 謝 ら な い と い け な い 事 が あ り 過 ぎ る の 。
小瀧「…………………………」
望くんからの返事はなかった。
「……自分勝手でごめんね…今だって、一方的に喋ってるし…でもね、これだけは聞いて。」
「私は…望くんが嫌いで別れた訳じゃないよ……」
シャッ…
小瀧「……そんなん、知ってる。」
冷たい目をした望くんが、怖かった。
「ごめんっ……」
小瀧「……俺は、真実を知りたいねんっ!!なんで?なんでなん!!急に居らんくなって、連絡もつかんくて…なんも出来ひんし…なんでっ!?」
小瀧「俺、なんかした?Aが嫌がるような事、したっ!?」
「ッッ…………………」ポロッ
怒った望くんなんて、見た事がなかった。
だからかな…怖くて、怖くて、涙が零れた。
小瀧「……あ、やっ、その…ごめっ……」
「……お仕事、頑張ってね。」ニコ
涙を服の袖で拭い、笑顔を作るしかなかった。
小瀧「っ………………………」
バタンッ…
望くんは、何も言わずに出て行った。
___ ご め ん な さ い 。 望 く ん …
望くんを苦しめたのは、私だから。
ま だ 思 い 出 す よ→←確 か に 僕 ら は 足 跡 つ け た
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R y u h e i × R y o .(プロフ) - のんのんさん» ありがとうございますっ!歌詞、足りるかな…笑 完結には絶対持って行くんで、これからも宜しくお願いします!!(´˘`*) (2017年1月15日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - あと13話程? 頑張って下さい! (2017年1月15日 1時) (レス) id: 270b514508 (このIDを非表示/違反報告)
R y u h e i × R y o .(プロフ) - 桃jasさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですが、これからも宜しくお願いします(*^^*) (2017年1月13日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
桃jas - この小説好きです!! (2017年1月12日 18時) (レス) id: e36cd9e327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R y u h e i × R y o . | 作成日時:2016年12月29日 2時