凍 え る 街 で ページ2
『ばいばいっ…望くんッ……』ポロッ
小瀧『Aッ…!!』
私は、望くんの声を無視して、逃げた。
……望くんの顔を見ないいように。
『ぅぅっ…グスッ…ハァッ…ヤダよッ……』
『望、くッ……』
大好きな人を、1番大切な人を、失うことは…私には重すぎた。
次の日から、私は望くんを避けるようになった。
小瀧『あっ、Aっ……』
『っ……………………』
小瀧『ッッ…………………』
こんな事、したくなかった。望くんの苦しんでる顔なんて見たくない。
だけど、だけど…望くんは、こうでもしないと私から離れてくれないから。
あの日から2週間後、望くんは私に話しかけなくなった。
廊下で会っても目は合わせず、お互い、俯いて通るだけ。元の関係がウソのようになってしまった。
スッ…
『望くん……』
小瀧『えー、ウソー!笑』
なんて言いながら、流星くんと楽しそうに喋る望くんの後ろ姿を見つめながら呟く。
『やっぱり、辛いなぁー……笑』
なんて、笑おうとしても、顔が引きつって笑えない。
私が望くんと別れてから、彼は、雑誌に載ることが多くなった。
雑誌の中で楽しそうに笑う望くんを見ると、苦しくて、苦しくて、仕方がなかった。
『応援、してるね…ずっと……』
その日、私は望くんを応援し続ける事を誓った。
い つ も よ り 寒 い の は→←た め 息 さ え も 白 く 型 ど っ た
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R y u h e i × R y o .(プロフ) - のんのんさん» ありがとうございますっ!歌詞、足りるかな…笑 完結には絶対持って行くんで、これからも宜しくお願いします!!(´˘`*) (2017年1月15日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - あと13話程? 頑張って下さい! (2017年1月15日 1時) (レス) id: 270b514508 (このIDを非表示/違反報告)
R y u h e i × R y o .(プロフ) - 桃jasさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですが、これからも宜しくお願いします(*^^*) (2017年1月13日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
桃jas - この小説好きです!! (2017年1月12日 18時) (レス) id: e36cd9e327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R y u h e i × R y o . | 作成日時:2016年12月29日 2時