い つ も よ り 寒 い の は ページ3
現 在 ___ 。
あの日から、もう3年が経った。
若かったあの頃から大人になった。
「いらっしゃいませー。」
21歳になった私は、ずっと夢だったアパレル店員になった。
去年の成人式には、出なかった。いや、出れなかった。
___ 望くんに会うのが怖くて。
3年経った今、望くんはテレビでよく見るようになった。
今になって、あの時別れて良かったなって思った。
だけど、今だに望くんの声も笑顔も匂いも忘れられないでいる。
?「あ、あの、すいません……」
「はい、どうしましたか?」
?「いい感じのVネックを探してて……」
明らかに人見知りだと思われるその男の人は、深くキャップを被って、マスクをしていた。
「でしたら…こちらなど、どうですか?」
「これから寒くなるので、今年のトレンドを取り入れた白のニットのVネックがオススメです。」ニコッ
?「……じゃあ、これください。」
「はいっ!」ニコッ
そらから、人見知りと思われるお兄さんを連れ、レジへと向かった。
「1点のお買い上げで…2860円です。」
「3000円からでよろしいですか?」
?「あ、はいっ。」
「140円のお返しです。」
?「あ、ありがとうございます。」
その男の人はパッと顔を上げた。
「……だい、きっ…くん…?」
?「えっ……」
私がそう呟くと、重岡くんはマスクを外し、驚いた様に目を見開いた。
君 が そ ば に い な い せ い か な ?→←凍 え る 街 で
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R y u h e i × R y o .(プロフ) - のんのんさん» ありがとうございますっ!歌詞、足りるかな…笑 完結には絶対持って行くんで、これからも宜しくお願いします!!(´˘`*) (2017年1月15日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - あと13話程? 頑張って下さい! (2017年1月15日 1時) (レス) id: 270b514508 (このIDを非表示/違反報告)
R y u h e i × R y o .(プロフ) - 桃jasさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですが、これからも宜しくお願いします(*^^*) (2017年1月13日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
桃jas - この小説好きです!! (2017年1月12日 18時) (レス) id: e36cd9e327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R y u h e i × R y o . | 作成日時:2016年12月29日 2時