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安吾様が仕事しすぎで倒れた話  side安吾 ページ21

「安吾様…まだ仕事?そんなに徹夜ばっかりしてると倒れちゃうよ…何徹目?」

Aが僕を心配そうな目で見つめる。

「…6徹目です」

「ねぇ、やっぱり心配。もう、休んでもいいんじゃないのかなぁ?」

「そう言われてもですねぇ。」と、言おうと思ったその時、

視界がゆがんだ。

意識が遠くなっていった。

そして…そのまま僕は意識を手放した。







…ここは…?

天井が見えた。

「安吾様っ」

今にも泣きそうな顔でAが走ってきた。

とたん、思い出した。

そうだ。僕は倒れたんだった。

と、いうことは…

「仕事っ」

どうしよう。仕事がまだ終わってない。

「仕事ならもう終わったよ。皆と私で協力して終わらせた。」

「そう…ですか…ありがとうございます」

?怒っている?何故?

「ねぇ…」

Aが口を開いた。

何時もより、少し低めの声で。

「安吾様は…自分の体調と仕事、どっちが大事なの…?っ一度倒れたのに仕事って…っ」

Aは泣いていた。

「でも…」

仕事が…と、言いたかったのだが、

Aが軽く僕の頬を叩いた。

Aがそんなことをすることは何時もはない。

「分かってるよっ知ってるっでも…っもっとっちゃんとっ倒れるほど仕事しないでよぅっ人に頼って…」

その時はじめて不安にさせてしまっていたことに気づいた。

「…そうですよね。分かりました。だからほら…」

Aの瞳から零れる雫を拭いながら言った。

「…うん、叩いてごめんね。」

「これで許して。」と、今頬にキスをした。

嬉しいことは嬉しいけど…

「一方的にばかりやられるのは嫌なので。」

と、今度は僕から唇にキスを落とす。

Aは少し照れながら

「ねぇ安吾様ぁ、もっと…」

と、呟いた。






〜その頃他の特務課の皆様は〜

「無事に仲直り(?)が出来て良かったてすね。」

「まったく、安吾センパイも…そう思わないっすか?」

「確かに。」

「ま、バカップルの二人を見てるのも面白いっすけどね!」

「それいったらAちゃんは笑ってそうだけど先輩には怒られそうですね…」

↑と、いう会話をしてました。

続編のお知らせ!   byののり→←やっぱり甘いって話(今日は大晦日だよ!)   side夢主ちゃん



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鏡音ののり(プロフ) - もふもふさん» おぉぉ!私も共感です! (2019年10月22日 9時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ - 安吾さん、可愛い… (2019年10月22日 9時) (レス) id: ba042255c3 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音ののり(プロフ) - 路空さん» そうかーーー!テスト大丈夫かーーーーーい!つまり私が英語やったら点数は一桁ってことか! (2019年5月26日 16時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
路空(プロフ) - 鏡音ののりさん» 大丈夫だよおおおお!!!!!!あとテスト神々しいほど英語わからなかったあああああああああ (2019年5月26日 13時) (レス) id: 25debe6562 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音ののり(プロフ) - 路空さん» ん?なんか前回のコメの路空ちゃんの漢字が蹴になってる!ごめんよぉぉぉぉぉぉぉぉ!←テンション崩壊するのが悪い。 (2019年5月25日 8時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鏡音ののり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp  
作成日時:2019年5月19日 19時

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