今日もあなたに伝えます。6 (ページ13)

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A『…5階の…525…あ、ここだ』

ｶﾞﾁｬ

自分の部屋に着いて
カードを通して部屋に入った

A『うん、こんなもんだよね』

多分…生徒全員
1階と2階に分かれていたから
ここよりも狭いはずなんだけど
修学旅行のホテルってごく普通の部屋だよね

A『はぁ…』

ベッドに寝転んで目を閉じた

佐倉さんのあの顔が
頭から離れない…

きっと、廉の事大好きなんだよね。

ｶﾞﾁｬｯ

平野先生「ﾌﾌ…眠いの？」

先生の声がして目を開けた

A『ううん、眠くない』

平野先生「じゃぁ誘ってんの？」

A『ばか笑違うよ』

そう言うと
先生はベッドの方にきて
寝転んでいる私をぎゅうって
抱きしめた

A『ﾌﾌ…どうしたの？』

平野先生「疲れた」

A『教師って大変だよね、大人数の相手しないといけないし…』

平野先生「ﾌﾌ…まぁでも、俺が選んだ道だからな」

A『ねぇ、先生？』

平野先生「ん？」

私が手を伸ばすと
先生は起き上がって
私を起こしてくれた

A『廉の事嫌？』

平野先生「…嫌だね笑」

A『ﾌﾌ…どうして？』

平野先生「んー、Aに近い存在だからかな」

近い存在？

A『…海ちゃんも神くんも近い存在だよ？』

平野先生「あいつらとはまた違うんだよ永瀬は」

きっと先生にしか
わからないんだろうな

近い存在か…

A『…先生が1番近い存在だけどね』

平野先生「え？」

A『だって、私先生しか見てないよ？廉と話してても気まづいなぁ、とかおもうだけだけど…先生と話してると私幸せだもん』

平野先生「はは笑ダサいな俺」

先生は満足したのか
私の髪をわしゃわしゃして
ずっと笑顔でいてくれた

ﾋﾟﾛﾝ

A『ん？』

平野先生「メール？」

A『…うん』

誰からだろと見てみると

廉話さん?

廉だった。