自分以外に一番大切な人。3 (ページ18)

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A『んー…』

あれ？私何時間寝ていたんだろ…
外を見ると夕方になっていた。

ご飯作らなきゃとか洗濯物回し損ねた…とか
色々考えながら携帯を見てみると

A『…廉、』

廉電話でてや、

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

そのメールを見た瞬間
電話が鳴った

A『…はい』

「お前やっとやん…」

廉…
電話の向こうから
大好きな廉の声が聞こえて
泣きそうになるのをぐっと我慢した

「…なんで避けんねん」

A『…私、紫耀くんの所に帰ってきたんだよ？』

「関係ないわ。お前が誰と一緒に居ようと、お前から離れる気ないで」

A『廉、やめて…』

「…俺を避けんなよ、」

私、何やってるんだろう

廉まで傷つけて…

自分がしてきた事は今まで正しい事だと思ってた。

けど、今わかったよ

A『…私が間違ってた』

「え？」

A『…私、廉に話さなきゃいけない事があるの』

「…海人と企んでた話か？」

A『…え？どうして…』

どうして廉が知ってるの

「海人にこないだ聞いた、」

A『…知ってて、私に…合わせてくれてたの？』

「…傷ついたならお前の気が済むまでしたら良いって思ってたから」

廉…

「お前さ、もうちょっと俺を頼れよ…あんな動画撮るにしても…傷つくんはお前やん」

A『…証拠が必要だったの、本当に離婚しようと思っていたから』

「…離婚しようとしてたなら尚更協力したわ」

A『…廉がそう言ってくれるの分かってたよ。私ね、紫耀くんの件利用して…また廉に会いたかったの…』

「え？」

A『また…廉に会いたかったの、』