自分以外に一番大切な人。3 (ページ14)

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廉と話もできて
紫耀くんに連絡すると
すぐ来てくれた

1日時間ちょうだいなんて
言っておきながら
数時間でまた自分の家に帰ってる。

紫耀くんがお風呂に入っている間
私は海ちゃんに電話をした。

ﾌﾟﾙﾙﾙ

A『…海ちゃん？』

「おねぇちゃん！ごめんね、バイバイも言わずに帰っちゃって」

A『ううん、あのね…家に帰ってきたの』

「…紫耀さんの所に？」

A『…うん、』

「ﾌﾌ…そっか…おねぇちゃん結局…許したんだね」

1年前…

私は、紫耀くんが
浮気していることを知った。

だからわざと
日記に廉の事を書いて
紫耀くんを傷つけた。

日記をみた痕跡があったから
あえて、紫耀くんの事を書いた。

紫耀くんが私の日記を
見る前に浮気した事も
もちろん知っていた。

紫耀くんは日記を見てからって
言い訳してるけど
私は全部知っている。

これは、私が海ちゃんと仕組んだことだったから
私が海ちゃんを巻き込んだんだけどね…

子供の事は
正直驚いたけど、わたしも紫耀くんの嘘を利用して
廉の所に行こうと思ってた。

けど、こんな私じゃ
廉の所にいる資格ない。

だから紫耀くんと戦おうと思う

ちゃんと1から説明して

ちゃんと話してもらう。
全てね。

A『…海ちゃん。私最低だよね』

「え？最低なのは紫耀さんでしょ、」

A『…私ね、廉と再開して…また好きになっちゃったの。けど、こんな私じゃ廉と居れない』

「…おねぇちゃん言ったよね？紫耀さんの事が片付いたら…俺の願い聞いてくれるって…」

A『そう言えば…まだその願い聞いてなかったね』

「あのね…」