自分以外に一番大切な人。2 (ページ32)

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ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ご飯を食べ終えた頃
インターホンがなった。

廉「もう来たん」

廉がドアを開けに行って
私はソファーでゆっくりお茶をのんでいたら
「おねぇちゃーん！」と
元気な海ちゃんの声が聞こえた

A『ﾌﾌ…なんで居るってわかったの？』

海人「えへへっ廉に聞いた」

廉「来てそうそうバラすやん笑」

海人「ねぇ廉と住んでるの？」

海ちゃん…これには事情があってね、
なんて言えないよね

A『遊びに来てるだけだよ』

廉は不満そうな顔で私を見てるけど
仕方がないじゃん…

海人「なんだ…廉と寄り戻したのかとおもったのに…」

A『え？』

廉「お前紫耀とは仲良くしてるん？」

海人「俺ね、廉以外仲良くしてない…」

A『たしかに、廉以外懐かないね…笑』

廉「犬みたいな言い方やな笑」

A『だってホントなんだもん』

海ちゃんが紫耀くんと
仲良く話してる姿とか連絡取ってるとかも
見たことないし聞いた事ないなぁ…

A『なんで廉以外と仲良くしないの？』

海人「ﾌﾌ…廉とおねぇちゃんの距離感？とかなんか好きなんだよね、別れた時もめっちゃショックだった…」

廉「たまにはええ事ゆうやん笑」

A『ﾌﾌ…ごめんね、海ちゃん』

海人「え？」

A『海ちゃんの大好きなもの取り上げちゃって…廉から聞いたよ？学校で待ち伏せしてたんでしょ？笑』

海人「れーん！なんでおねぇちゃんに話すの！」

廉「はは笑」

でも、あの時は
私もショックが大きかった…