自分以外に一番大切な人。2 (ページ16)

今日:17 hit、昨日:25 hit、合計:313,770 hit

50 ページ16

廉が私を
抱き枕変わりにしてるから
結局動けない…

紫耀くんとは話さなきゃいけないのに
何も解決しないまま、逃げちゃったな…

A少しだけ時間をください

Aあと1つお願いがあります。

Aエナに慰謝料払ってください。

Aお金で解決なんてみっともないけど…

A何も出来ない償いとして

エナは一生許せないけど
私にはこれしか出来ない

訴えて慰謝料とるのもよかったけど
妊娠の件を聞いて…
紫耀くんの奥さんとしてこれしか出来ないから。

少しぐらい
忘れてしまおう。
廉が有給休暇中は…普通の生活で過ごしたい

ご飯を作るのはいいんだけど…
これじゃぁ…本当に動けない

A『…廉、ご飯いらないの？』

廉「…ん？…」

A『動けないの』

廉「ﾌﾌ…」

完全に寝ぼけてる…

A『…お腹すいたんじゃないの？』

廉「…んー…」

笑うか、んーしか言わないのね笑
かわいい笑

A『ﾌﾌ…廉？』

体ごと振り向いて廉の顔をみると
寝てるのに綺麗な顔で目を瞑っていた

A『ﾌﾌ…綺麗だね』

廉「…」

A『廉ー？』

廉の目が覚めて
初めて顔が近い事に気がついた

A『…いや…あの』

廉「ﾌﾌ…何今更恥ずかしなってんねん」

A『顔近いんだって…』

廉「もうええやん…一緒に寝てんねんから」

A『そう言われても…本当に近いよ』

本当にあと何センチかで
唇が当たっちゃうぐらい近い

廉「…そんな見んなよ」

A『ﾌﾌ…見るとこ廉の顔しかないもん』

廉「ﾌﾌ…」

寝ぼけてるのか起きてるのか分からないけど
廉はまた私を抱きしめて2度寝した

いや、3度寝かな笑