自分以外に一番大切な人。2 (ページ11)

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45 紫耀side ページ11

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

紫耀「…廉」

廉「おん。Aの着替えとか取りに来た」

連の顔は前に見た時より
全然怒っていて
俺が詰めたAの鞄を持って
話をはじめた

紫耀「Aは？」

廉「下におるで」

こんな近くにいるのに会えないんだな…
俺のせいか。

紫耀「元気にしてる？」

廉「お前、アホなん？元気なわけないやん笑」

紫耀「そうだよな…」

廉「俺がこんなんゆうのもあれやけどさ…」

紫耀「なに？」

廉「…Aお前がした事全部知ってんで」

全部？
あー浮気の事か

紫耀「もうそれは話し合ったよ」

廉「それじゃなくて、妊娠の事な」

え…なんで

驚きと後悔で言葉が出なかった。

廉「その様子じゃ、ほんまの事やねんな」

紫耀「…廉には関係ないだろ」

廉「ふーん。俺からAとっといてこれかよ笑あいつが幸せでいてくれたら俺はそれで良かったのに…なんやねんお前」

たしかに、廉が怒る気持ちも
わかるよ、
でも俺の話はまだAにしてないから
妊娠の事知ったとしても
まだ諦めてない。

紫耀「…廉さ、結婚したよね？ A預かるって…奥さん怒らないの？」

廉「離婚したで」

離婚した？
てっきり奥さんがいると思ったから
俺は素直に荷物を渡しただけで…

2人っきりなら話がちがうだろ

紫耀「…A、俺と結婚してるんだけど」

廉「ﾌﾌ…結婚してなくても手は出さんわ。」

紫耀「…Aに会わせて」

廉「今会っても、お前が知ってるAじゃないで？」

どうゆう意味だよ…
俺が知らないAなわけがない。

俺ら結婚してんだよ？

廉「落ち着いたら連絡させる。じゃ」

廉はそのまま家を出て帰っていった。
神にも廉にも
Aに会わせて貰えないほど
俺は、酷いことをしたのか