自分以外に一番大切な人。 (ページ14)

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14 紫耀side ページ14

え…
まさか、見られてた？

海人「紫耀さんー？」

紫耀「あ、…えっとごめんね本当に急ぐから」

海人くんを避けるように
俺は走って逃げた

後ろから" もう少しだったのに" と聞こえたのは
俺の聞き間違いだろうか…

紫耀「…疲れた」

神「紫耀」

紫耀「うわ！なんだよ、急に話しかけんなよ…」

神「なんだよ笑切羽詰まってる顔してるから声かけてやったのに笑」

こいつは同期の神宮寺勇太
この会社に入って仲良くなって
女関係を見破った唯一の同期笑

"昔っからそうゆうのんは分かっちゃうんだよね～"
って言ってたけど…
バレちゃ困ることを分かってしまうのは
ちょっとな…

紫耀「なに」

神「朝、イチャイチャしてたね笑」

紫耀「お前笑誰かに喋んなよ？」

神「はは笑あんな堂々としておいて喋るも何もみんな知ってるよ笑お前が女の手引っ張っていくとこあそこに居た数人は見てたし」

まじか…

紫耀「…バレたかな」

神「いや、大丈夫だろ。でも周りの目気にしたほうがいいよ？昨日だって2人でご飯食べてたでしょ」

紫耀「え…なんで知ってんの？」

神「お前はバカか笑俺の帰り道のご飯屋さんだよ笑」

あー…そうだった。
神があそこのご飯屋さん紹介してくれたんだった…

紫耀「…わすれてた」

神「で？バレなかったの？」

紫耀「ばれるわけないだろ笑まぁ、当分は大人しくするよ…」

神「バレかけたんだ…笑」

紫耀「ちげーよ笑」

バレかけたのは
嫁にじゃなく…その弟にな