誰のもの ページ44
瞳を閉じて翔生さんの唇が触れるのを待つ
脳裏に優哉が浮かんでしまうけれど
気にしないようにした
だがいつまで経っても感触がない
恐る恐る目を開ける
翔生さんは苦しそうな顔をしてた
｢はぁ…こんなことするために竜恩寺ちゃんを家に入れたわけじゃないのになぁ｣
翔生さんは自分自身を嘲笑して
私の顎にあった手で肩を叩いた
｢俺が気づいたことを竜恩寺ちゃんに言わなければ、竜恩寺ちゃんが俺のものになるって勘違いしちゃってたみたいや｣
悲しそうに辛そうに笑う翔生さん
｢やっぱり竜恩寺ちゃんはあの人のやんね、肩震えてたよ｣
｢え…｣
自分では全く気づかなかった
無意識のうちに震えてたなんて
｢でも俺も男やから、竜恩寺ちゃんも気をつけな？｣
ぐっと翔生さんの方へ引っ張られて体勢を崩す
翔生さんは耳元で囁いた
｢受け入れる素振りしたら襲っちゃうからね？｣
そう言って悪戯っぽく笑う翔生さんには
悪意は感じなかった
｢よし、写真出して｣
｢なんでですか？｣
｢俺の名推理、聞かないつもり？｣
｢き、聞きます｣
この状況を打開するような推理なのだろうか
翔生さんから溢れんばかりの自信を感じる
｢その前に、一つだけ聞いていい？｣
｢どうぞ｣
｢竜恩寺ちゃんはまだあの人が好き？｣
胸が高鳴る
その事について考えないようにしてたから
自分に問いかけたらすぐに答えは出てしまう
それを知ったらもっと辛くなるって分かってた
でも今は違う
この負の連鎖を断ち切りたい
｢好きです、大好きです！｣
｢それでこそ竜恩寺ちゃんやで｣
やっと自分の目に生気が戻った
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ゆーや(プロフ) - ゆーくりっどさん» 我ながらよく考えたと思いましたw (2019年11月17日 21時) (
レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» 書きたいことが多すぎて文字数が収まらない作者ですよ…頑張りまーす！！！ (2019年11月17日 21時) (レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーくりっど(プロフ) - ほしずきさんと同じコメントが出るるるるrrrrrrrrrrrr(( すごいです！！！推理がもうなんかもう...常人には考えられないような...すごいっす...(語彙力) (2019年11月17日 21時) (レス) id: d959c61d5a (このIDを非表示/違反報告)
ほしずき - すすす、すごい・・・。さすがゆーやさん。がが、頑張ってください！！（言いたいことがまとまらないサル） (2019年11月17日 20時) (レス) id: 62e3ef1c6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーや(プロフ) - ゆーくりっどさん» 私も覚えてなかったので大丈夫ですよw (2019年11月16日 20時) (レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーや | 作成日時：2019年10月22日 10時
