第三十三章の嘘 ページ33
顔を上げながら、そう言う。
すると彼女は呆気にとられた顔で、へ?という。
「幻太郎。そう呼んでください。難しければ幻太郎さん、も可としましょう。小生はあなたことを詩乃さんと呼びますので。」
「...え、そ、それはまた何か新手の嘘で?」
「いいえ、これは嘘ではありませんよ。
詩乃さん。」
詩乃さん。
その呼び方にまた顔を赤くする彼女。
意外と反応がいいのが彼女の面白いところだ。
「さあ、呼んでください。詩乃さん。」
「え、えっと...げ、げ、」
「ほら早く。詩乃さん。」
名前呼ぶたびに赤みが増していく�茲。
その可愛らしさに思わず少し�茲が緩む。
「げ...幻太郎、さん。」
「ふ、よく出来ました。」
そう言って小生より小さい彼女の頭の上に手を乗せ、数度ポンポンとする。
「い、今笑いましたよね。」
顔を赤らめたまま聞いてくる彼女に、悪戯心満載に笑顔でこういう。
「いいえ、笑っていませんよ。」
すると疑い深そうな彼女が尋ねる。
「それは嘘ですか...?」
「えぇ、嘘です。」
「本当って言って欲しかったです!」
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桜月花(プロフ) - チックルさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません!ありがとうございます!私の書き方はどうにもクセがあるようなので、そう言っていただけるのは本当に励みになります!ぜひ、他作にも目を通していただき、感想をいただければ幸いです!これからもよろしくお願いします! (2019年4月7日 17時) (レス) id: 8714acda80 (このIDを非表示/違反報告)
チックル - (文字数の問題で上にきました。すみません汗)これからもたくさんお話書いていってほしいです!頑張って下さい。応援しています。 (2019年4月1日 9時) (レス) id: 22d491e084 (このIDを非表示/違反報告)
チックル - 初めまして。お話読ませていただきました!今朝読み始めたのですが、続きが気になりすぎて一気に最終話まで読んでしまいました…!こういう物語性のある創作小説が大好きですし(個人的に)話の運び方も上手だなぁと思いました(*'▽'*) (2019年4月1日 9時) (レス) id: 22d491e084 (このIDを非表示/違反報告)
桜月花(プロフ) - CareeeNさん» あ、あ、ありがとうございます!!()語彙力消失するほどまで言っていただけて嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年3月31日 22時) (レス) id: ab99525799 (このIDを非表示/違反報告)
CareeeN(プロフ) - これは…凄いです!!!!神ですかー!!?ほんとに凄い…←語彙力無くてすみません (2019年3月29日 11時) (レス) id: 79b4e93acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜月花 | 作成日時:2019年1月5日 21時